#松井レポート 2023.7.22 ACTwrestling Step21 新木場公演

7月22日(土) ACTwrestling Step21 新木場公演

@新木場 1st RING


第1試合

未依

vs

後藤智香


レフェリーはバニー及川。

高身長同士の対決。

ゴングと同時に未依ちゃんかわいい超かわいいコールが響き渡る。智香もコールを煽るが何も無い。

智香は未依の背後からガットショット、更にアトミックドロップを2連発すると「智香の方がかわいいんだから!」その後未依からのドロップキックを堪え「智香の方がかわいいぞー!」と再び叫ぶ。未依は背中への踵落としからくまちゃんロックで絞り上げる。コーナーに振られた智香は迎撃で離しランニングエルボーも2。ボディスラムをぶっこ抜きロープへ飛ぶも未依がくまちゃんで殴り付ける。智香にくまちゃんを渡してくまちゃんごとドロップキック、続けて馬乗りになり笑顔で叩きつける。未依のモンキーフリップを智香は捕え叩きつけると得意のジャイアントスイング。未依は中々起き上がれず、智香は2度目のジャイアントスイング。智香は飛行機投げも2。未依は後頭部への踵落としを決めると続けてダイビングフットスタンプ。未依が引き起こすが智香はエルボー。エルボー合戦に持ち込む。智香がラリアットで叩き付けるも2。510-Nも2。智香はコーナーに飛ばすが未依はエプロンに逃れハイキックからスタナー、くまちゃんホールで固めるもカウント2。未依は強烈なバックスピンキックからくまちゃんチョココロネで丸め込み3カウントを奪った。


松井所感

とても華やかでとても明るくて好試合。前回の智香には苦言を呈したが、今回はさすがは未依としか言いようがない。

未依は完全にキャラクター性にぶっ飛んでるだけかと思いきや、鋭い蹴りやスピード感のある攻撃やイタズラムーブで幅広く試合が展開出来るギャップを持っている。対して智香も明るく特殊な(うるさい)キャラクター性を持っている。今すぐとは言わないが、なるべく早く智香には攻撃の説得力を持って欲しいと思う。がんばれ智香。

第2試合

荒幡寧々

vs

水嶋さくら

vs

岩井杏加


さくらが握手を求めるも寧々と岩井は応じず。さくらは奇襲のドロップキックを2人に仕掛けるも捕まり寧々と岩井のダブルタックル、セントーン、ギロチンドロップ。寧々はさくらにロメロスペシャルも岩井が間に滑り込んで2。岩井は串刺しバックエルボーもさくらはエルボーを連発でやり返しスクールボーイも全員がスクールボーイ合戦に。岩井は寧々を狙いを定めるもさくらがカニバサミで岩井を倒し寧々にダブルを要求。寧々は踏み台式セントーン。ダブルブレーンバスターも2人でカバーを奪い合う。岩井は2人にスタナー。岩井はさくらに河津落としから顔面にニーアタック。ダイビングニードロップもさくらはすかしキルスイッチから鎌形めで絞り上げるも寧々がカット。寧々はさくらにブレーンバスター、そのさくらに岩井がダイビングニードロップ。岩井は寧々に登れと要求するがデッドリードライブで落とす。さくらが岩井にスクールボーイもカウントは2。さくらは岩井に飛びつくも、岩井は堪えてファイナル・カット。岩井はデスバレーボムもさくらはブリッジで抜けドロップキック。さくらはロープに飛ぶが、飛び出た寧々がさくらにアルゼンチンバックブリーカーも岩井がカットし、顔面ドロップキック。岩井は寧々を引き起こすが寧々は切り返してアルゼンチンバックブリーカーからブレーンバスターを狙うが岩井は暴れて立ち後方回転エビ固めで3カウント。


セミファイナル

朝陽 & 松井珠紗 & 山田奈保【てっぺん☆】

vs

青野未来 & みあ朝子 & キラ☆アン【朝子軍】


朝子軍の入場ではなんとスカイハイが流れ、ミル・マスカラスのマスクを被った人物が現れるが、みあ朝子である。

朝陽は先発に青野を要求。しかし朝子が名乗り出ると朝陽と奈保はそそくさ下がり先発は松井と朝子に。ゴングと同時に松井はビッグブーツ。その際にマスクがズレた朝子は前が見えず右往左往。松井は朝子の視界を広げてあげるべくマスクを取ってあげると朝子は「あァ"!」と動揺し青野へチェンジ。松井も朝陽へチェンジ。

仕切り直してチェーンレスリング。朝陽が翻弄し旋回式フェイスクラッシャーで叩き付けるも青野は跳ね起きて見合い同時チェンジ。再び松井と朝子に。朝子は4方向に「朝子軍絶対優勝!」と叫ぶが松井はガットショットで遮り連発。朝子のへなちょこエルボーを松井はもっと来いよ!と煽り、朝子も「来いよ」と生意気に煽り返す。松井は首にエルボーを叩き込み朝子は吹っ飛ぶが「全然効いてねえんだよ」と吐き捨て青野にチェンジ。松井は青野にエルボー連発、ロープへ振るも青野はカウンタードロップキック。青野のニークラッシャーを松井は暴れて立ちソバットから青コーナーに叩きつけ奈保にチェンジ。てっぺん☆はトリプルトレイン攻撃。奈保は青野へ足の山の字も朝子がカット。奈保はダブルアームを狙うも青野は逆さ抑え込みで切り返しラリアットも奈保はローリングクレイドルで丸め込み2。奈保が青野を引き起こすも強烈なローキックで迎撃。青野は奈保へサッカーボールキックを3連発もカウント2。キラ☆アンにチェンジ。キラ☆アンと青野は奈保へトレイン攻撃。奈保は意地のエルボーを乱発するがキラ☆アンはハイキックも1。キラ☆アンのボディスラムも奈保は首固め、ローリングネックブリーカーを決めると朝陽と松井が飛び出てドロップキックとスライディングクロスボディをそれぞれ見舞う。奈保がダイビングクロスボディアタックも2。松井にチェンジ。松井はスクールボーイ連発から腹部へスライディングキック。キラ☆アンのハイキックをかわしてバックを取るもキラ☆アンは切り返しコブラツイストも朝陽がカット。キラ☆アンがボディスラムも2。青野へチェンジ。青野はサイドバスターで松井を抱えるとキラ☆アンが合体ファイナル・カット。朝子は1人コーナーでポーズを取り「朝子軍絶対優勝!」と叫ぶと青野は非常に感化されキャプチュードスープレックスも2。青野はランニングラリアットも狙うも松井はカサドーラフットスタンプを4連発もカウント2。松井は奈保の方へ青野を飛ばし奈保はスタナー。松井と朝陽は同時にミサイルキックを放ちDDTを突き刺し朝陽にチェンジ。朝陽は619からダブルリストアームサルトもキラ☆アンがカット。松井がキラ☆アンをニーリフトで潰し、3方向からの「てっぺん☆」ドロップキックでキラ☆アンを排除。朝陽は青野を引き起こすが青野はエルボーで返しエルボー合戦。朝陽は青野の腕を取りアームブリーカーを連発し脇固め。エスケープした青野へ松井がビッグブーツ。朝陽と松井は青野をロープに飛ばすが青野は切り返して2人まとめてバックドロップで投げ飛ばす。飛び出た奈保もハイキックで排除。青野は朝陽へバズソーキックも2。後頭部ラリアットから、ランニングラリアットもてっぺんがカット。朝子以外が入り乱れ全員ダウン。朝子はコーナーに立ち上がり「私がいます!チェンジください!」とアピール。青野は朝子の勇姿にひどく心を打たれ、必死の思いて這いつくばり朝子へチェンジ。戦況を託した。

朝子はフライングクロスチョップからオーロラヒップドロップも2。朝子はダブルピースをドヤ顔で掲げロープへ飛ぶも朝陽はバックブローを連発から619、ランニングネックブリーカーもカウント2。朝陽はコーナーへ登ると青野がハイキックで落とし朝子がチンクラッシャー。青野は続けて串刺し式ラリアットからキラ☆アンとサンドイッチラリアット。キラ☆アンは朝陽をリバースDDTで叩き付ける。朝子はコーナーに登り高々にアピールをするとドラゴンリングイン式クロスボディアタックを披露するも朝陽は後転し片エビ固めで抑え込み3カウント。

朝陽「てっぺん☆の第1歩勝ったぞー!次当たるのは蛇道衆。まあ凶器なりなんなりあると思いますけどてっぺん☆らしく全部受け切った上で勝ちたいと思ってますので皆さん応援よろしくお願いします!

負けたんだから早くはけてくださる?」

朝子「朝陽さん、私からも一言いいですか?」

朝陽「どうぞ」

てっぺん☆は退場。

朝子「私は絶対優勝して朝子軍を正式ユニットにしたかった!でも、私にはリーダーはまだ早かったみたいです。(号泣し言葉に詰まる)…やめたくなぁい"!ウッ…こんなにもたくさんの人から引き止められるなんて思ってもいませんでした。ウウウッウ

また、大好きな未依さんの元でまた1からやり直します。それで、また未来さんアンさんと一緒に再結成します!!それまで…、待っていてください。(非常に溜めて)朝子は、普通のアップデートに戻ります。」

朝子はゆっくりマイクを置き一礼。コーナーに上がり青野未来の入場ポーズを再現。

そしてセンターで朝子軍3人で並ぶように要求。朝子とキラ☆アンは頭を下げるも青野は困惑。朝子はチャンピオン青野の頭を無理やり下げお辞儀をさせる。朝子軍は堂々と花道から退場。

解散を惜しむような青野未来のしかめっ面が印象的だ。

リングアナウンサー「改めまして、ただいまの試合はチームてっぺん☆の勝利でございます。」


松井所感

試合後の感想はなんだかもう疲れたに尽きた。朝子軍が集結すると全員朝子のヤバさで軽減されているがやはりキラ☆アンもちゃんとクレイジーだ。突然仕留めに来る読めなさ。急な激重蹴撃。予想していないからダメージも倍だ。そう考えると青野未来も突然の蹴撃や剛腕が十八番。散々あり青野は頑なに認めなかったが、朝子軍というのはクレイジーな3人でとても波長の合うチームだったのだろう。

試合後バックステージで青野は「今まで朝子軍ありがとうございました!」と元気に挨拶に回っていた。一見清々しさを装っていたが、それは裏返しであり本心は襲い来る寂しさを必死に拭っていたのかもしれない。


メインイベント

澄川菜摘 & 皇希 & 夏葵【The Royal】

vs

惡斗 & 入江彩乃 & CHIAKI【BE∀STZ REBELLION】


澄川は先発に惡斗を要求。

スタートから澄川と惡斗のマッチアップ。両者しばらく睨み合いエルボー合戦。チェーンレスリングでお互い見合い。続いて皇希とCHIAKI。CHIAKIは足を踏み攻撃を仕掛けるが皇希もやり返し両者側転。CHIAKIがドロップキックすると皇希はビッグブーツから170cmプレスも2。夏葵はドロップキック。逆エビ固めもCHIAKIは堪えて押し倒しガットショットも1。CHIAKIは顔面ウォッシュ、串刺しを狙うが出てきた澄川がニーリフト。ダブルでニーアタックから夏葵が低空ドロップキック。続けてダブル攻撃を狙うが惡斗と彩乃が出てきて絞りの競演。CHIAKIは彩乃にチェンジ。彩乃は逆エビ固めも夏葵はエスケープ。彩乃はビッグブーツから河津落とし、主耳は夏葵がすかしてドロップキック。夏葵は串刺しジャンピングニーアタックからフットスタンプも2。夏葵は続けてハロホールドも惡斗がカット。彩乃がカウンターネックブリーカーから主耳も2。彩乃は極楽固めで絞り上げるが皇希がカット。彩乃は北海どーんを狙うが夏葵は逃れてジャンピングニーアタック、澄川にチェンジ。澄川はダブルニードロップからニーリフトを連発、ランニングニーアタックで吹っ飛ばすとエプロンからブーツ。コーナーに登るもCHIAKIが捕え彩乃は雪崩式スタナーからビッグブーツも2。惡斗にチェンジ。惡斗はストンピング連発。惡斗は澄川をコーナーに宙吊りに引っ掛けドロップキック。澄川は惡斗の腕を蹴り上げドロップキックから脇固め。惡斗の腕にピンポイントでダブルニードロップを打ち落とす。惡斗は意地のカウンタードロップキック。惡斗はACTも2。続けて惡斗のミサイルキックも2。惡斗はフロントネックをぶん回しもう一度ACTも皇希がカットし決まらず夏葵が惡斗へハイキックから皇希のブーツ。ツープラトン式ボディプレスを惡斗に決め両者物足りない様子のままダブルチェンジ。変わった皇希とCHIAKIはエルボー合戦。CHIAKIは顔面にドロップキック、エルボースマッシュから背中へのロンダードニードロップも2。アルゼンチンも皇希は逃れて引き込みラリアットもCHIAKIはすかしてスピアー。彩乃とCHIAKIダブルで皇希を投げ飛ばし、CHIAKIはロコモーション式フィッシャーマンズスープレックスも夏葵がカット。CHIAKIが引き起こすも皇希は中々起き上がれず。CHIAKIはロープへ飛ぶが皇希はカウンタースパインバスターで投げ付け両者ダウン。夏葵と澄川がアシストに入るが、惡斗と彩乃も飛び出て全員が入り乱れる。先に動き出した皇希がランニングラリアットもCHIAKIは撃ち落としアルゼンチンバックブリーカー。ムーンウルフも皇希は立ち上がり引き込みラリアットを3連発も2。皇希はバックドロップも惡斗がカット。皇希はコーナーにCHIAKIを寝かせ、アメジストバタフライで3カウント。The Royalが初戦を制した。

澄川「ロイヤル勝ちましたー!最近私自身が負けっぱなしが多かったんですけどチームの皇希が勝ってくれて、決勝候補と言われたビーリベから勝つことができましたありがとうございます!で、惡斗。惡斗が最初にユニットトーナメント始めたいって言い出した癖にギアを上げなきゃとか言ってたくせにユニットのリーダーとして下を育てる力がまだ足りないんじゃないですか?」

惡斗「確かに。悔しいなぁこの結果はよ。おいCHIAKI、頭上げろ。ユニットの負けはチームの負けなんだよ。つまりお前個人の負けではない。つまり連帯責任だ。顔ちゃんと上げとけ。

あぁ!クッソ。でもな!1回負けたくらいでビーリベ終わりか?ビーリベ最強なのは変わんねえだろお前ら!!でも確かに、今回の負けは私のリーダーとしての力が及ばなかったと思う。悪かった。だからよ、私なりに覚悟を決めたよ。青野未来、上がれよチャンピオン。互いに1回戦敗退。まあお前はリーダーじゃないけど王者として悔しいよな。だからよ8月14日の後楽園、私とシングルマッチしようぜ。もちろん、私はアクトレスにおいて何の実績もない。だからそのベルトかけるかかけないかはお前が決めてくれよ。答えを聞かせてくれチャンピオン。」

青野「いいじゃないですか惡斗さん。私はこのベルト誰でも挑戦してきて欲しいって言ってるんですよ。実績とか関係ない、惡斗さんがこのベルトを欲しいって思って貰えるならお客さんの反応も良かったし、最高なんじゃないですか?」

青野「挑戦(受けてくれて)ありがとう青野未来。お前がベルトかけるって言うなら私も面子をかけるよ。ユニットトーナメント豪語して敗退。そして自分から吹っかけたシングルマッチ敗退したらよ、リーダーに相応しくないよな私。だから、お前に負けたらビーリベのリーダー下りる。でももしこれで私が勝ったら、お前らのリーダーとしては最高にかっこいいだろ?お前は王者としてのプライド、私はビーリベのリーダーとしてのプライドかけて8月14日アツイアツイ戦いにしようぜ!てめえら私らから目離すんじゃねえぞ!以上!」

澄川「以上じゃねえのよ。負けてんのよ。なんで美味しいとこ持ってくのびっくりしちゃった。今日は皇希が勝ってくれたので皇希が締めます!」

皇希「The Royal初戦勝利ありがとうございます!このまま次はアップデート、そして次は後楽園で(ゴニョゴニョ)…勝った方と!絶対にThe Royalが勝つのでThe Royalと熱い夏を過ごしましょう!」


松井所感

The RoyalとBE∀STZ REBELLIONの激化、もっと詳しくいくと澄川菜摘vs惡斗の抗争激化から始まったユニットトーナメントは初戦で優勝候補のぶつかり合い。最も期待値の高い組み合わせだったはずだ。

しかし、澄川と惡斗のマッチアップは激化せず消化不良で終わり両者若手に託す形となった。大一番のトーナメント戦において、両先輩が出し切らずに決着を若手に放り投げた。それで「後輩を育てる力が」とはよく言わせたものだと思う。もちろんスター皇希にしがみつくCHIAKI、両者のライバルストーリーは面白い。2人は大健闘で素晴らしい。
この戦いがもし本当に後楽園の決勝戦だったならば消化不良では終わらせないだろう。続きがまだ見たいだろとこっちから提示するのは愚策だ。完全にやり切ったその先をまだ見たいのだ。


また、惡斗のタイトル挑戦に対し青野未来は「実績は関係ない」と言ったが、3ヶ月ほど前には挑戦を名乗り出た朝陽に対して「実績付けてから言え」と突っぱねた。チャンピオンの意思は変わったのか?若しくは操り人形か?それとも単に嫌いか。

発言には責任が付き纏う。自ら発信をする我々のような仕事ならば尚更だ。私みたいな嫌な人間も一定数いる。揚げ足を取られることがないよう言葉は気を付けて選ばなくては。

負けて、タイトル挑戦。それも少し違和感が残るが、全ては試合で見せてくれるのだろう。8月14日はユニットトーナメントだけでなく、青野未来vs惡斗によるタイトル戦にも期待だ。

また、第3試合

茉莉&蓮燦vs MARU&ブルドーザー轟は情報過多!ぜひアクトレスガールズネッツでご視聴ください!