#松井レポート 2023.6.24 ACTwrestling Step20 新木場公演

6月24日(土) ACTwrestling Step20 新木場公演

@新木場 1st RING


この公演の第2、第3試合はお客様の抽選によって決まったカード。普段は組まれないだろうとんでもカードが完成した。他、安定に面白いタッグマッチやシングル王座戦。

盛り沢山のこの興行は超満員で開催。アクトレスガールズはこれからも挑戦が続く!


第1試合

未依 & かなみっく

vs

なる & 山田奈保


先発はかなみっくと奈保。ロックアップからチェーンレスリング。奈保は思いっきりリストを絞り切りボディスラムで投げるとなるにチェンジ。なるは翻弄し高角度ドロップキック。かなみっくはどうにか首固めで切り返し未依にチェンジ。未依はくまちゃんを振り回しなるをボコボコに。用が済んだくまちゃんを蹴飛ばすと未依&かなみっくは「出発進行!」とダブルでなるを踏み付けるも背後から奈保がカット。しかしなるは再びドロップキックで未依を倒し奈保にチェンジ。奈保はドロップキックを連発から足の山の字で未依の足を潰すもかなみっくがカット。続けてかなみっくは倒立式セントーンでアシスト。しかし奈保はローリングクレイドルで丸め込みなるにチェンジ。なるは未依にアンクルロックで徹底的に足狙い。未依は巧みにロープを使いエプロンに飛び出すとロープ越しのハイキックからスタナー。くまちゃんボムをなるは堪えてドロップキック。未依は意地のモンキーフリップからダイビングフットスタンプ。かなみっくがチェンジを要求。かなみっくは顔面に低空ドロップキック。未依がバックスピンキックでアシストに入るとかなみっくは2段階ジャックナイフ式エビ固めも奈保がカット。コーナーに登ったかなみっくになるはデッドリードライブ、続けてDDTも未依がカット。奈保となるは未依を合体ローリングネックブリーカーで排除。なるはかなみっくにミサイルキックもカウント2。なるのDDTをかなみっくは逃れるも、なるはロープに飛んでスピアタックルから丸め込み3カウント。


#松井所感

明るくて激しくて好試合。特にかなみっくのセンスの良さが光った。喋り方も動き方もふわふわしてるかなみっくだが、賢さが伝わる。新人の迷い方が無いのに、新人らしい受けっぷり。アシストもタイミング良く入れる。かなみっくがあまり試合をしていないのが勿体無い。場数を踏めば踏むほどより目に見えて強くなるだろうと思う。未依&かなみっくのタッグも可愛くてとても良い!!いつかはUpdate+か?かなみっくへの期待値が膨らむ。

第2試合

キラ☆アン & ブルドーザー轟 & 荒幡寧々

vs

皇希 & 夏葵 & 青葉ちい


先発は皇希とキラ☆アン。長身対決はグラウンド攻防からラリアットを打ち合う。代わった青葉ちいは果敢に向かうもキラ☆アンはすぐにヘア投げ、更に背中へのサッカーボールキック。荒幡は顔面を踏みつける。青葉はエルボーを連発で叩き込むも荒幡はボディスラム1発。逆エビ固めで絞り上げるが青葉は必死にエスケープ。ロープに振られた青葉はスクールボーイからドロップキックでなんとか夏葵にチェンジ。夏葵はドロップキック、串刺しジャンピングニーからフットスタンプ。切り返した荒幡がコーナーに夏葵を叩きつけるとトレイン攻撃。ブルドーザー轟は170kgプレスを狙うも皇希が阻止。皇希が170cmプレスを決める。皇希は荒幡に猛攻を加え夏葵にチェンジ。夏葵は奮闘するもヒール軍団の餌食に。最後は夏葵が意地を見せカウンターハイキックからキューティスペシャルで荒幡から3カウント。


第3試合

澄川菜摘 & MARU & 後藤智香

vs

岩井杏加 & アレン & 蓮燦


先発は澄川と岩井。チェーンレスリングの攻防で両者見合い。続けて智香とアレンに。アレンは智香を煽りビッグブーツを要求。智香はアトミックドロップを決めMARUにチェンジ。MARUをアレンと岩井が捕え連携攻撃。アレンの延髄蹴りから岩井にチェンジ。澄川のアシストがあり、MARUは椅子で岩井を返り討ちに。代わった智香は岩井をジャイアントスイングで24周回し、同時チェンジ。澄川と蓮燦はお互い突っ込むが澄川が脇固め。アレンが傘で澄川を殴ると蓮燦はコンプリートショット。再び岩井にチェンジ。澄川は意地のエルボー連発から低空トラースキック。智香が飛行機投げでアシストに入るとツープラトン式のニードロップ。続けてMARUがスピアでアシストに入ってくるが、誤爆。そこに岩井がファイナルカット。岩井のダイビングニードロップもMARUがカット。チェンジした蓮燦はダイビングクロスボディアタック。澄川は切り返し串刺し式ダブルニーアタック。澄川はダイビングニーを狙うが岩井が寝てる蓮燦の上に椅子を置き「飛んでみろよ!」と挑発。澄川は意に介さずダイビングニードロップを飛ぶが蓮燦は逃れる。そこにアレンが澄川にDDT。蓮燦の変形フェイスバスターもカウント2。澄川はボディに膝を連続で突き立て、ランニングニーアタックも2。フィッシャーマンを蓮燦は逃れてコンプリートギガストーンも2。蓮燦がコーナーへ上がったところ智香とMARUが蓮燦を突き落とすが、蓮燦は転けたままオクラホマで丸め込み澄川から3カウントを奪う大金星を挙げた。

蓮燦「みなさーん、蓮様の相手の攻撃を利用した蓮燦スペシャルオクラホマロォォォルいかがでしたかー?相手がいつもと違うメンバーだから何が起こるか分からない。それが皆さんが選んだ、抽選マッチの醍醐味でぇす!次は、未来たんに勝っちゃうぞー!ありがとうございましたぁ!(投げキッス)」


第4試合

茉莉 & 朝陽

vs

入江彩乃 & CHIAKI【BE∀STZ REBELLION】


先発は朝陽とCHIAKI。ロックアップを押し合いCHIAKIがオーバー。CHIAKIは顔面ウォッシュも朝陽がすかしやり返す。朝陽はアームブリーカー。朝陽はロープへ飛ぶもCHIAKIはカウンターボディスラム。代わった彩乃に朝陽はバックブロー連発からコードブレイカー。619も彩乃は下へすかし3段階続けてサードロープの下から619がクリーンヒット。彩乃はダブルリストをスタナーで切り返し極楽固め。CHIAKIがロンダードニードロップ。彩乃は高角度の逆エビ固めも朝陽はエスケープ。彩乃は朝陽にビッグブーツも朝陽は意地でやり返し背後からドロップキック、そのままダブルリストアームサルトを投げ切り両者ダウン。茉莉とCHIAKIにチェンジ。タックルの当たり合い。CHIAKIが体制を崩すとすぐに茉莉が袈裟固め。再びタックルを当たり合うが茉莉が倒し切り、脚を固める。茉莉はCHIAKIが暴れるままバックフリップを投げ切る。CHIAKIもFクラッシュを無理やり投げ切り応戦。CHIAKIはアルゼンチンバックブリーカーからムーンウルフも2。フィッシャーマンを狙うが朝陽がアシストし茉莉のランニングレッグラリアット。茉莉はロープへ飛ぶがCHIAKIはカウンタースピア。彩乃へチェンジ。両者エルボーを打ち合う。茉莉が打ち勝ちロープへ飛ぶとBE∀STZ REBELLIONが介入し彩乃はビッグブーツを連発。茉莉は意地でやり返しハイキックからサッカーボールキック。朝陽と合体プレスから茉莉の側転プレスはCHIAKIがカット。彩乃とCHIAKI2人で茉莉の排除を狙うも、茉莉は双方を一蹴。朝陽がCHIAKIへミサイルキックを決め排除。茉莉は彩乃へフロントフリップも2。茉莉のバズソーを彩乃は捕えネックブリーカーから主耳も2。茉莉のカウンターレッグラリアットも彩乃は2。茉莉は熨斗紙で叩き付け、抑え込むも彩乃が逆に押さえ込みカウント2。すぐに起き上がった彩乃がビッグブーツから押さえ込み茉莉から3カウント。


彩乃「茉莉さん、ありがとうございました。はじめて茉莉さんから直接勝たせて頂きました。私、現チャンピオンの青野未来からも直接勝ってるんですよ。つまり入江彩乃が最強ということでよろしいでしょうか?」

キラ☆アンがマイクを取る。

キラ☆アン「あやのぉ〜!めっちゃいいじゃん。めっちゃいい。うちの家来に勝った。いいねいいね、特別に次の大阪タッグ組んでやるよ!ね!1回だけだかんな!よろしくぅ!」

惡斗「待てこらおい!まあいいよ切り替えよう。おめでとう!ビーリベ最強!!あいつは自然災害だと思って、せっかくだ。修行だと思って頑張れ、そしてそして茉莉。お互い大変だよなぁ。今のアクトレスは下克上ウェルカムなそんな感じだからさ、黙ってたらいつでも新人若手の踏み台になっていく。お前は今のまんまでいいのか?お前はどうしていきたい?ちょっと教えてくれよ」

茉莉「彩乃ちゃんをここまで育ててくれてありがとうございました。下が育ってるのはよく分かります。でも私もただの踏み台になる気はないので、もう一段階…」

惡斗「ギア上げていくしかないよなぁ!?互いにギア上げていくか!to be continued!上の人間もただの踏み台にはなんねえよ!どんどんどんどん上がっていくから、下克上ウェルカム!てめえら私らから目離すんじゃねえよ!以上!!」


セミファイナル

惡斗

vs

水嶋さくら


惡斗から大金星を2度も奪った水嶋さくら。「まぐれじゃない」と宣言しシングルマッチを要求した。まぐれではないことを証明出来るか。

さくらはゴングと同時にドロップキック。続けてクロスボディアタックも惡斗が捕らえてバックブリーカー。惡斗が殴り掛かるもさくらはブリッジですかして翻弄し低空ドロップキック。コーナーへ飛ばすが惡斗はさくらを宙吊りに引っ掛けドロップキック。顔面を踏み付ける。ロープへ飛ぶもさくらはカニバサミから背中にフットスタンプ、そして高角度の鎌固めで絞り上げる。さくらはダイビングクロスボディを狙うが、惡斗は迎撃、ACTでかつぎ上げるも逃れたさくらはおんぶスリーパー。しかし惡斗は無理矢理ぶん投げ、ヘアホイップを連発。惡斗は変型カルメリアで絞るも2。コーナーへ向かう惡斗をさくらは足を掴んで止めるがあえなく突き放され、惡斗のミサイルキックはブリッジでさくらが抜けそのままダイビングクロスボディアタックもカウント2。エルボーの撃ち合いに。「終わりか?さくら!」と煽るとさくらは意地の丸め込み連発も決まらず。惡斗はカウンターコンプリートショットからACTもカウントは2.9。再びACTをコーナーにぶつけてからマットに打ち付けるも2。惡斗のフロントネックロックをぶん回しそのまま絞り上げたところで、レフェリーストップにより試合が決する。

#松井所感

ギアを上げた惡斗にさくらは完敗を喫した。文字通り、何もさせて貰えないという印象だった。ここ最近さくらは上り調子だっただけに一度こんだけ潰されるのも良いだろう。飛躍する前には1回落ち切るものだ。
惡斗のギアはこのまま上がり続けるのか注目だ。比較的静観していた惡斗が目的無しに出張ってきたとは思えない。惡斗並びに、率いるBE∀STZ REBELLIONから目が離せない。

メインイベント

AWGシングル王座戦 ポイントマッチ


【王者】青野未来

vs

【挑戦者】松井珠紗


握手を松井が引き込みMKDを狙うが青野は逃れて立ち、松井の串刺しニーリフトからドロップキックも青野はネックスプリングで跳ね起き見合い。ロックアップからチェーンレスリングは、青野のアームロールを松井は逃れるが青野はすぐにサッカーボールキックでオーバー。続けて青野はバッファロースリーパーホールドも松井はエスケープ。松井を磔にすると、青野はランニングラリアットも2。両者エルボー合戦。松井が首にエルボーを叩き込みビッグブーツを連発。「来いよ青野」と煽ると青野はローキック。しかし松井はソバットからスライディングキック、張り手を食らわせるとロープへ振るが青野はリバースカウンタースラムをぶっこ抜いて叩き落とす。青野は背中へサッカーボールキックを3連発。続けて青野は串刺しドロップキックを2連発し39ロックで固めるも松井はエスケープ。青野はエプロンから低空ドロップキックを狙うが松井は逃れ顔面へのビッグブーツへ青野を場外に落とし、コーナートップから場外弾を狙うが青野が迎撃ハイキック。ランニングミドルキックを決め、場外に松井をボディスラム。リングインする青野を松井は引き戻し場外に叩き付け、場外の青野へダイビングクロスボディアタック。松井は青野をリングに戻し山田敏代直伝ストレッチマフラーホールドで絞り上げるも青野はエスケープ。松井は青野の足に低空ドロップキックからロープを使った高角度DDT、スライディングクロスボディアタックで畳み掛けるも2。続けてムーンサルトプレスを狙うが青野が捕え投げっぱなしジャーマン。松井はすぐに立ち上がりジャンピングニーアタック、青野もすぐにラリアットで応戦も両者ダウン。先に立ち上がった青野が松井の腹を蹴り上げる。松井は場外に落ち、青野はリング内で静かに待つ。上がってきた松井に青野はダブルアームを狙うが松井はサムソンクラッチからフットスタンプ、腹を蹴り上げてやり返しコーナートップからミサイルキックも2。続けてムーンサルトプレスもカウント2で決まらず、MKDを仕掛けるが、青野は堪えてラリアット。青野はロープへ飛ぶが、松井はカウンターウラカンラナも青野は読み切って逆に押さえ込みカウント2。青野は後頭部へラリアット。立ち上がった松井に青野はハイキック一閃。バズソーを松井は撃ち落としエルボーを連発。続く青野のラリアットを松井は捕らえてMKDも決まらず。松井は顔面にニーアタックを連発。ロープ飛ぶも青野はカウンターラリアット。青野は続けてレインメーカーも松井は逆に押さえ込みマ、ツイカワイストラルも2。松井はエルボーを狙うも青野は捕らえてダブルアームスープレックスも2。青野はバズソーキックも松井は2で返す。最後は青野が高角度バッグドロップで叩き付けカウント3。V2を達成した。

青野「2度目の防衛成功しました!珠紗、みんな知ってるけどあなたは最高です。生意気だけど、急によくわかんないことするし突っかかってくるしでも、そこも含めて最高です。私は、珠紗をすごく頼りにしてるし、あなたには頼りないかもしれないけど珠紗がこのアクトレスガールズに残ってくれて良かった。ありがとう。そして、この試合ポイントマッチという制度でやっています。今回私と珠紗、サイコロ振った数が同点でした。同点になるとキャリアが上の方が勝つということで今回私が守ることができました。だから、めちゃくちゃ悔しいし怖いけど、珠紗が報われる日はそんなに遠くないと思います。だけど私ももっともっと、もっともっと前を行くからこれからもよろしくお願いします。」

松井「今日応援してくれた皆様ありがとうございました。未来さん、これで終わらないんで。何回でも挑戦するんで、そのベルト私が取るまでずっと守り続けてくださいね。またよろしくお願いします」

青野「この先アクトレスガールズたくさん公演があります。そして8月14日には、後楽園ホール公演があります。誰でもいいので挑戦待ってます。」


松井所感

この際ポイントやサイコロはどうでもいい。私は結局試合上で何を見せることが出来たかということだけが全てだと思っている。

やはり青野未来は強かった。現時点でアクトレスガールズの絶対王者と評して誰も否定はしないだろう。私の目的はシングル王座の価値を印象付けることが1番にあった。所属人数30人以上、誰もがタイトルを狙うわけではない。故に良くも悪くも多くのストーリーラインが台頭してきて唯一のタイトルの陰が薄くなることが多々ある。このタイトル挑戦に関しても正直突発的だった。朝陽だけが青野未来に突っかかり、私だけが朝陽に突っかかり突然の挑戦者決定戦が行われ、それを全員が暗に受け入れて私はそのまま挑戦者となった。タイトル戦線よりも同時に進行していたユニット戦線の方が長く、印象が強い。それでは王座の価値が揺らぐ。私はこうして後から批評をする機会を頂いてはいるが、決して脚本家ではない。私が出来ることは与えられた場所でどれだけ出し切れるかだけ。最初に戻るが、このタイトル戦は結果敗北に終わるけれど私は挑戦者としてこのタイトルの価値を示さなければいけないと思っていた。言っても自分では自分の成果は分からない。しかし松井が挑んだ1戦を最低ラインとするならばこの後も上がるしか方法はない。青野未来は更なる絶対王者として砦を築いていってくれるだろう。



《ユニットトーナメント抽選会》


前回公演にて提唱されたユニットトーナメントはアクトレスリング恒例の抽選会にてトーナメント表を決定した。

第1回戦

①The Royal vs BE∀STZ REBELLION

②てっぺん☆ vs 朝子軍


準決勝

③ ①の勝者 vs Update+

④ ②の勝者 vs 蛇道衆


決勝戦

③の勝者 vs ④の勝者


第1回戦から優勝候補にてトーナメント開催の火種となったThe Royal とBE∀STZ REBELLIONが激突。

みあ朝子が発起し、暴走中のキラ☆アンが加わり、半強制的に青野未来を引き入れた何もかも未知数の「朝子軍」はてっぺん☆との対決。果たして朝子軍は台風の目となれるか。

シードにはUpdate+と蛇道衆。どこで番狂わせが起きてもおかしくない。第1回戦から注目だ。


7月9日大阪公演では、ユニットトーナメントに先駆けて前哨戦。

イリミネーションマッチ 勝ち残り戦が組まれる。

青野未来【朝子軍】

vs

澄川菜摘【The Royal】

vs

惡斗【BE∀STZ REBELLION】

vs

朝陽【てっぺん☆】

vs

未依【Update+】

vs

アレン【蛇道衆】


誰が狙われ、誰が勝ち残るのか。

最初に狙われる人ほど脅威だと思われてるということ。ここでの勢いがトーナメント本線に繋がるだろう。


またトーナメント前哨戦としてもう一戦。

シングルマッチ

荒幡寧々【BE∀STZ REBELLION】

vs

後藤智香【The Royal】


若手の強さはユニットの色そのもの。

こちらも期待が高まる一戦だ。