#松井レポート 2023.5.6 ACTwrestling 大阪公演

5月6日(土) ACTwrestling 大阪公演

@176BOX(OSAKA)


この日は昼に大阪コミコンにアクトリングで出演させて頂きました。その前の週には川口のイベントに2日間出演。アクトレスガールズを知って貰えるチャンスをたくさん頂けるようになってきました。

その分疲労も重なりますが、それはとっても有難い充実した疲れ。これからも色んな場所でアクトレスガールズを知ってもらえるよう1回1回をより大事に、そういった所存です。

今回の公演はそんな中全6試合。トーナメントを2試合含んで色濃い試合が目白押し。次が楽しみになる、そう思える公演を打って行きたいと思います。


第1試合

茉莉

vs

蓮燦


試合開始早々茉莉は蓮燦の尻にサッカーボールキック、ボディスラムを連発。ボディプレスをなんとか逃れた蓮燦が「まだ早い!蓮燦の見せ場みたいですよねぇ?」とお客さんへ煽るも非情な茉莉がコール中の蓮燦を潰し、たっぷり苛め力の差を見せつける。蓮燦は自らエルボーを催促すると自ら倒れ込み、かの有名な「効いとんのかい」を茉莉にやらせ精神的ダメージを負わす。蓮燦は隙を突いて丸め込みを連発し、更に蓮燦お馴染みロープ渡りで見せ場をつくろうとするがここも非情な茉莉に潰され再び茉莉が攻め立てる。蓮燦はコンプリートギガストーンやダイビングクロスボディアタックで勝機を狙うが届かず、最後は茉莉のハイキックからフロントフリップで3カウント。

茉莉は首を傾げながらリングを後にした。


#松井所感

嫌々言ってるけどこの試合の感じ…。茉莉さん絶対お笑い大好きなはずなのでもっと茉莉さんのイメージをぶち壊す試合を組んで欲しいなと切実に思います。次回対戦は蓮燦がもっと思いっ切り茉莉さんを振り回して茉莉さんにロープ渡りとかさせて欲しいです。思いつきで書いています。


第2試合

未依

vs

松井珠紗

vs

才原茉莉乃


三者手六つを狙うも松井と才原が結託し未依をターゲットに据える。しかし次は未依と松井で才原を踏みつけMMエクスプレス。未依は松井をモンキーフリップで投げ飛ばしくまちゃんで攻撃。くまちゃんロックで固めるも才原がカット。才原と松井で未依をロープへ飛ばすも松井が裏切り未依と才原をまとめてドロップキックから片エビ固めも2人は逆方向へ進み出しブレイク。松井は才原を捕えスライディングキックや高速ブレーンバスターで痛めつける。才原もエルボーやチョップで応戦するがロープへ飛んだ才原を追っかけ松井が膝をつきあげる。松井はコーナーに登るも未依が阻止。才原が雪崩式どんぐりクラッシュ、テールクラッチを狙うも未依が2人まとめてフェイスクラッシャー。未依と才原の一騎打ちに。才原は腰払いやキーロックで追い込んでいくが、未依のくまちゃんが頭にクリーンヒット。その隙に松井が才原をスクールボーイも未依がくまちゃんでカット。才原も未依のくまちゃんを場外に投げ飛ばし動揺を誘った隙にテールクラッチで抑え込むが決まらず。追撃を狙う才原に未依のバックスピンキック、松井のミサイルキック、更に未依のダイビングフットスタンプが次々才原に決まる。未依は松井にバックスピンキックを決めて分断。未依は才原にくまちゃんボムを決めて3カウントを奪った。

才原「あの、大阪公演いつも家族が見に来てくれてて、いつも全然かっこいいところ見せれてなくて、未依さんと珠紗さんと戦わせて頂いて…珠紗さんタッグとか組んで頂いてた時期があって、もう一度珠紗さんの隣とか立ちたいし、まだ学びたいことあるので、まだ募集してたらてっぺん☆入らせて頂いても良いですか?」

松井「てっぺん☆いいセンスしてるね茉莉乃。でも茉莉乃、入りたいです、はい即加入じゃ面白くないんで…ちょっと待って」

才原「はい」

松井と朝陽で話し合う。

松井「てっぺん☆私だけのユニットじゃないので朝陽とシングル次やって、茉莉乃が勝ったらてっぺん☆入って」

才原「え?勝ったら?ですか?…分かりました!シングルよろしくお願いします。勝ちます!」



#松井所感

私自身今までタッグパートナーがいたことはあったが、複数人でユニットを組んで戦うというのはてっぺん☆が初めてである。手探り状態ではあるが、てっぺん☆が目指すものは明確だ。私たちは「てっぺん」を目指している。正直、才原茉莉乃の加入は個人的には全然構わないのだが、今このユニットには朝陽と山田奈保と松井。言うまでもなくアクトレスガールズ内において朝陽と松井はハイキャリアで、奈保は新人の代表格だと思っている。そこに茉莉乃が入った時、多分埋もれる。後ろを付いてくる従順な後輩になるのは勿体ない。朝陽とのシングルは下手すれば公開処刑になりうる。次の試合では、悔しい痛い勝ちたいそう言った感情や覇気をもっと感じさせて欲しい。考えながらやってるようじゃまだ足りない。内側から込み上げるままリングで生きて欲しいと思う。


第3試合

山田奈保

vs

岩井杏加


奈保の握手に岩井は応じず。

両者ロックアップを組むが岩井が押し切りロープブレイク。しかし中々離れない岩井に奈保は腹を立て、ロープに岩井を貼り付けると奈保がエルボーを連発。岩井もエルボーでやり返し、首投げも奈保はすぐに立ち上がりドロップキックを放つが、岩井もすぐにショルダータックルで応戦。祝いはロープに飛んでギロチンドロップを狙うが、奈保はすかして抑え込むもカウント2。そのまま奈保のサンセットもカウント2。更に次を狙うところ逆に岩井が奈保を抑え込むがこれもカウント2で決まらず両者見合い。奈保が先に向かっていくが岩井がガットショット。そのままボディスラムから逆エビ固めもロープエスケープ。岩井は奈保をロープに磔、背中にバックエルボー。コーナーに奈保の顔面を打ち付けて挑発し反対コーナーへ飛ばし串刺しバックエルボーを狙うが、奈保はすかしてコーナーでエルボーを連発。それでは足りずリング中央に連れて行き更にエルボーを連発。岩井も強烈なエルボーで迎撃。岩井は奈保の髪の毛を掴んで引きずり回しスタナーを決めるが奈保はすぐに立ち上がり同じくスタナーでやり返すもダメージが重なり両者すぐには起きれず。岩井が先に立ち上がり、ファイヤーマンズキャリーで担ぐも奈保は暴れてローリングクレイドルも2。奈保はダブルアームの形をとるが、岩井は背中にエルボーを叩き込んで回避し奈保をロープに飛ばすも奈保はリバースし岩井の脚にドロップキック。更にペディグリーで膝から落とすと足四の字固めをブリッジで絞り上げ脚を壊しに行く。岩井はなんとかロープエスケープ。奈保はコーナーに上るが岩井も追っ掛けて上っていき、コーナー上の奈保にスタナー。そのままデッドリードライブで投げ飛ばし、河津落としも2。重ねてギロチンも2。流れを握った岩井はボディスラムで奈保を寝かすと、コーナートップからダイビングニードロップも奈保はカウント2で返す。岩井は奈保を無理矢理起こし、ハーフダウンの奈保の顔面に膝を叩き付ける。奈保は気合いで叫び起き上がるとドロップキックを連発し、ローリングネックブリーカー。再びダブルアームをとるが、岩井は堪えて逆にボディスラムの形で持ち上げるも奈保が後ろ立ち、岩井のエルボーを奈保は前転で避けそのまま変型のサムソンクラッチで押さえ込みカウント3。

新人トーナメントは山田奈保が一足先に決勝進出を決めた。


キラ☆アン「きょーちゃんおつかれ。大阪の皆さん、お久しぶりです。キラ☆アンです。私、めちゃくちゃ思うことがあるんですけど最近の青野未来、自分のベルトにトーナメントさせてめちゃくちゃ調子乗ってると思いませんか?とにかくそのベルトあなたが持ってるとベルトに価値がつかない。私がメインであなたにKOかギブアップで勝ったらそのベルト返上して貰ってもいいですか?返事はいりません!よろしくお願いします!」

気まずく戸惑う奈保の元へ松井と朝陽がリングイン。

松井「奈保が勝ったぞー!」

てっぺん☆3人で手を挙げ奈保が退場。




#松井所感

惜しいなと思った。

どうしても、感情に技術がついて行かない。やっぱり2人とも役者だから感情の出し方は流石だと思う。だけれど、ご立派にアピールをして間もとって感情を大解放しているのに、弱い。岩井杏加は身体の線はそう太くないが、パワーを要する技を多く使う。ならばより重さ、鋭さを研究しなければ説得力に欠ける。そして奈保は実は抜群に身体能力が高いのだがイマイチ生かせていないのが悔やまれる。継続は力なりとよく言うが、リングはより顕著だと私は思う。信じられないくらいの運動オンチに気付いたら追い抜かれている、そんなことがザラにある。ただの身体能力だけでは補い切れない技術がたくさん必要で、なんか凄い面白かった試合の真似をしたって全然凄い試合には見えない。自分のキャラクター性の研鑽や怪我をしないことも技術だ。小手先で凄そうなことをやるなら磨かれた基礎の技で構成された試合の方が100倍面白い。


第4試合

なる

vs

CHIAKI


2人はゆっくり探り合い、ロックアップを組もうとするがなるがその手をすかしバックを取るとロープへプッシュ。ロープ際のCHIAKIへ追撃を狙うがCHIAKIは見切って髪の毛を引っ張りなるの動きを制す。なるは腹を立てCHIAKIにエルボーを連続で叩き込むもコーナーに顔面を打ち付け、串刺しを狙い走るがCHIAKIは脚を出して牽制も、なるはその脚をキャッチしロープに引っ掛け脚にドロップキック。更に脚を狙いを定めアンクルロックで絞るがCHIAKIは前転で逃れる。なるはロープへ飛ぶがCHIAKIがカウンターでショルダータックルで薙ぎ倒しボディスラムから逆エビ固めもなるはロープエスケープ。CHIAKIはなるをコーナーに座らせると顔面ウォッシュ(EUR44ブーツ)で挑発。そのまま反対コーナーになるを飛ばすが、なるは跳ね返り高打点のドロップキックを放つ。更に立ち上がってきたCHIAKIの脚に低空ドロップキック、アンクルロックでしつこく脚を潰しに行くもCHIAKIはロープブレイク。なるはCHIAKIをロープへ飛ばそうとするが、脚を痛めたCHIAKIはロープを掴んで阻止。なるはCHIAKIの脚にストンピングで追い討ちをかけるとセカンドコーナーからの高角度ミサイルキックも2。更にコーナートップへ上るもなんとか立ち上がったCHIAKIが迎撃。コーナー上でエルボーを打ち合い、なるがCHIAKIを落とすが、CHIAKIは奮い立ちもう一度向かっていくところをなるは大きく飛び越えすかし、なるは追撃を狙うが、CHIAKIがカウンターでパワースラム。脚を気にしつつ、CHIAKIはアルゼンチンバックブリーカーで絞るもなるは暴れて立ち上がりDDTもカウント2。なるはロープに飛ぶがCHIAKIはカウンターでスピアタックル、倒れたなるにロンダードニードロップを狙うがなるはすかし、脚をマットに叩きつけ、コーナートップから超高角度ミサイルキックもカウント2でCHIAKIは返す。なるはバウンサークラッシュを狙うがCHIAKIは堪えコーナーになるをぶつけるとアルゼンチンバックブリーカーで担ぎ絞り上げムーンウルフは2。CHIAKIはなるを引き起こすがなるは意地のエルボーを連発。CHIAKIもエルボーを連発。膝をついたなるの頭に低空ドロップキック。すぐにフィッシャーマンで持ち上げるがなるは暴れて立ち、スピアタックルから高速フォールで抑え込むもカウントはギリギリ2。なるはロープへ飛ぶも、CHIAKIは担ぎあげFクラッシュ。ロコモーション式フィッシャーマンズスープレックスを2連発もなるはカウント2.9で返す。CHIAKIはフィッシャーマンズバスターで叩きつけカウント3。



#松井所感

恐らく、なるとCHIAKIが別ブロックだったらこのカードが決勝になっていたのだろう。2人(と夏葵)はギリギリアクトレスガールズ旧体制でデビューした。プロレスラーになるなんて思ってなかったのに分からぬままプロレス団体でデビューをして、そしたらすぐにプロレス団体では無くなって、振り回されてるのかも分からないまま振り回されていたという素敵な経験をお互い持って、トーナメントという場で初めての一騎打ちを果たした。まあそんな経験があるとは言え、新人の中で飛び抜けているわけでもなかった。でも今回の一戦でこのトーナメントが2人が飛び抜ける為のものであったのかもしれないと思わせるものがあった。少々荒削りではあったが、だからこそ次のなるとCHIAKIのマッチアップが期待されるものであるだろう。試合自体はCHIAKIの表現力になるが押されたか。BE∀STZ REBELLIONに入ったCHIAKIはキャラクター性が確立されている。なるは誰が見ても申し分ない身体能力を表現次第でもっと生かせると思う。なるとCHIAKIはお互いに持ってないものを持っていると傍から見て私は思う。刺激し合って良きライバル関係を築いて欲しいと思っています。


第5試合

皇希 & 夏葵

vs

惡斗 & 彩乃


先発は彩乃と夏葵。夏葵が軽い身のこなしで優勢に立ち皇希へ。彩乃も先輩の意地か、やり返し皇希を逆エビ固めで絞り上げる。BE∀STZ REBELLIONが皇希を磔に。チェンジした惡斗も厳しく皇希を攻め立てる。皇希もタダではやられず彩乃のビッグブーツを受け、皇希も同じくビックブーツでやり返す。皇希はダイヤモンドカッターやカナディアンハンマーの大技を彩乃に喰らわせ夏葵へチェンジ。夏葵も勢い良く串刺し式ジャンピングニーアタックやサッカーボールキックなど得意技を重ねていく。しかし彩乃が北海どーんで形勢を変えると夏葵は惡斗の猛攻を受ける。The Royalもこれでは終わらず連携攻撃を決めるがビーリベによって夏葵は場外へ放り出される。場外は客席を退ける大混乱に。惡斗は夏葵を重ねたパイプ椅子の上にボディスラム。惡斗はリング内に戻ろうとするも、夏葵と皇希が足を掴んで離さず20カウント。両者リングアウトで試合は終わった。



智香「なになにドロー?引き分け!?夏葵さん、皇希さん!ちょっと大丈夫?え!ドロー?ねえ上がれます?

夏葵さん!皇希さん!あの、私蛇道衆に2連敗してるんです!蛇道衆に!」

惡斗「おい智香、やめろ。お前、お前が喋ったら笑いになるだろうがやめろ!アレだろ。蛇道衆に2連敗して勝ち越したいから皇希と夏葵に手伝ってくれませんかって言いに来たんだろ?」

智香「え!なんで分かったんですか?」

惡斗「お前、それは控え室でやれ。まあ智香は置いといて。夏葵、皇希。お前らは会社にプッシュされてるエリート様だ。まあエリート様はエリート様で色々大変なんだろうけど。今みたいに、地べた這いつくばって泥臭い試合してる方がお似合いだな?そういうの大好きだぜ。綺麗な試合も良いかもしれないけどな、うちビーリベとこれから戦っていくにあたって、絶対に綺麗な試合はさせない。這いつくばって、雑草のように泥臭いお前らを客に見せてやるよこれからも!以上!」

智香「元気?はい!ということで大阪の皆さん!次がラストの試合です!皆さん!盛り上がって行きましょう!そしてこれからもThe Royalの応援よろしくお願いします!!」


#松井所感

このカードの期待度すごく高かったと思う。期待に応えなきゃいけない使命感か分からないけれど、意外性求めて両リンってことかな。そんなに泥臭くなかったけど。ところで、BE∀STZ REBELLIONは闇のオーラ的なのを纏って格好良いと思うんだけど、今回The Royalに「綺麗な試合はさせない」、以前はてっぺん☆に「てっぺん狙うのを邪魔し続けてやる」とか。

ビーリベそのものは一体何がしたいのか。とりあえず出る杭を打つポジション?打てるほど上にはいないと思うんだけれど。


第6試合

青野未来 & 澄川菜摘

vs

朝陽 & キラ☆アン


キラ☆アンと朝陽の奇襲。キラ☆アンは青野に狙いを定めるも青野は強烈なローキック、ハイキック、更にバズソーキックを畳み掛けキラ☆アンはダウン状態に。朝陽が無理矢理キラ☆アンを引きずりチェンジ。朝陽と青野は1歩も譲らぬ攻防で見合う。澄川と朝陽の初遭遇は、朝陽が澄川を翻弄、しょっぱいコールを煽りコードブレイカーで復活してきたキラ☆アンにチェンジ。キラ☆アンと澄川はグラウンドレスリング。澄川は強引に脇固めを決め主導権を取る。キラ☆アンも強引にラリアットでなぎ倒し再び朝陽へ。熱の入った技のエルボー合戦、澄川がマウント状態でエルボーを連発し青野へチェンジ。青野と朝陽は高潮せず若干異質な空気感でやり合う。レインメーカーで吹っ飛んだ朝陽にキラ☆アンが無理矢理にチェンジ。青野に畳み掛けるが青野も意地の強烈な串刺しドロップキックで澄川にチェンジ。澄川は非情にキラ☆アンに何度も膝を突き上げ、澄川と青野でツープラトン式フィッシャーマンズスープレックス。澄川はコーナーに登るも朝陽が阻止。4者入り乱れ、朝陽が青野、澄川2人まとめて619。しかし攻防は続き、リング上は澄川とキラ☆アン2人になるとキラ☆アンは澄川へパワーボム。キラ☆アンのハイキックを澄川は躱し無理やりフィッシャーマンズスープレックスを投げ切るとランニング式ダブルニーアタック、更にダイビングダブルニードロップを決め3カウントを奪った。



澄川「はいお疲れ様でした。え?しょっぱいツートップに負けた感想はどうですか?1人ずつ感想言ってもらっていいですか?」

キラ☆アン「澄川菜摘!次、1回だけお前と組んでやるよ!」

澄川「なんでやねん!なんですかこの流れ!なんで組むってなりましたぁ?」

キラ☆アン「茉莉さーん。次、1回だけ組みませんか?次うちら3人の一夜限りのスペシャルタッグで。嫌じゃなさそうなんで。相手はもちろん青野未来。次は油断しないんで、最初から本気で行くんで。他の2人は誰でもいいです。めっちゃインパクトのある2人、連れてきてください」

澄川「マジであいつ何言ってるんですか。まあ、敵でも味方でも、澄川菜摘には敵わないってことを見せつけるチャンスだと思うんで。1回だけですよ?1回だけ。本当に嫌なんで。1回だけ。それから、なんかしょっぱいだのなんだの言う若造がいるんですけど、アクトレスガールズの盛り上げ方広め方は人それぞれなんですよ。…なんか言いたいことあります?」

朝陽「言いたいこと、言わなくても主役になれるから、言わないんでしょ?だったら、青野未来。朝陽と一騎打ち、如何でしょうか?そこで、朝陽が勝って青野未来の地位も名誉も全部奪って、言わなきゃいけない状況にしてやります。いかがですか?」

青野「本当に、最近言いたい放題ですね。それはいいけど、このアクトレスガールズのリングに来て、朝陽ちゃんあなた何か実績残しました?今日、新人トーナメント準決勝あったけど、その勝った人と私はベルトをかけて戦います。だから話は後だし、あなたも私に挑戦するにふさわしい実績を残してきてください。同じユニットにさ」

朝陽「(遮って)違うんだよ。言っとくけど、てっぺん☆もその実態のないベルト狙ってるんで、頭に入れといて貰えますか?」

青野「だから、そのてっぺん☆で誰が挑戦するか決めてきたら?そしたら実績も出来るんじゃないですか?考えといてください。」



#松井所感

私は熱い戦いが好きだ。このメインイベントは澄川菜摘が怒ってる以外は特に熱を感じられなかった。これは大したことない、しょっぱいと言われ腹を立てた青野、澄川による制裁マッチ?それにしては温い。勝った=しょっぱくないではないと思うが、互いにそれなりの調和がなければ戦いは成立しない。この試合で誰がしょっぱかったのかは明らかだった。

そして、朝陽の実績とは。アクトレスガールズへ預かりとは言えど電撃移籍にはどれだけの覚悟が必要だったか。移籍直後ユニットを結成し主張を繰り返しこのリングで勝利も納めている。これで認められないのならば、果たしてどのレベルの実績を積めば青野未来のタイトルに挑めるのか。全く具体的に示唆されないのはつまり遠回しな拒絶であるのか。やはり青野未来の心の内が見えない。チャンピオン青野未来が目指すアクトレスガールズが何なのか、そろそろ実態を掴みたいところ。


次回5/17の公演で新人トーナメントの決勝戦が行われ、青野未来のタイトル初防衛戦の相手が決まる。挑戦者の熱意を青野が受け取ったらば、王者の内面も見えてくるだろうか。熱意を届けるのはCHIAKIか奈保か。初代王座への初挑戦者はアクトレスガールズの今後に直結するだろう。チャレンジマッチじゃつまらない。本気でアクトレスガールズの象徴を取りに行って欲しい。そしてやはり象徴であるシングル王者には、堂々とした主張を望む。