#松井レポート 2023.4.1 ACTwrestling 蒲田公演

4月1日(土) ACTwrestling 蒲田公演

@大田区産業プラザPiO小展示ホール


第1試合

青野未来 & ゆふぁ

vs

皇希 & 後藤智香【The Royal】


前回3/24新木場公演で青野とシングル戦をした汐月なぎさが「次は隣で学ばせて」と青野へ直訴。加えて、同じく青野とシングル戦をした後藤智香も「もう一度対角で」と同ユニットの皇希をパートナーに指名し決定した本カード。しかし、なぎさの欠場にて急遽ゆふぁが代打でカードに組まれた。

ゆふぁは昨年12月デビュー。人数が多くカードに組まれるのも競争となるアクトレスガールズでは代打でもチャンスを掴む大事な機会。どこまでゆふぁがこの1戦をモノに出来るか試される。


試合開始後

早速ゆふぁは「Welcome to wonderland!ゆふぁです!」と自己紹介をし独自の世界観を見せる。それだけ果たし青野へチェンジ。

青野と智香は、身長差をもろともせずに青野が押し続け、「なぎさの分!」と汐月なぎさの十八番逆水平チョップを叩き込み更に強烈なサッカーボールキック、ドロップキックと続けて打ち余裕の表情。青野はゆふぁをフォローしながらタッチワークを繰り返し、The Royalよりも巧妙な連携を見せる。

3月12日後楽園ホール公演で初代シングル王座を争った青野と皇希のマッチアップは白熱。ラリアット合戦で会場を盛り上がらせ、皇希はスパインバスターで投げつけると青野はダブルアームスープレックスからミサイルキックで追い込む。皇希は意地のラリアットだが、両者1歩も譲らずダブルダウンし、ゆふぁと智香に勝敗は託される。

青野と皇希の作った熱に感化されたか、ゆふぁと智香も譲らぬ闘い。しかし、最後は流石にユニットの絆。青野を分断させた皇希がゆふぁをパワースラムで叩きつけると、智香が「510-N」でゆふぁからピンフォール勝ち。


#松井所感

第1試合から青野未来と皇希という外しようのないマッチアップ。ここに入る智香とゆふぁはとてもプレッシャーに感じただろうと思う。私も新人の頃先輩の中に1人とかいう試合が多かったのでその時は、試合滑ったら先輩のせいだから自分はとにかくガムシャラにやろうってそれだけ…笑
キャリア的にはまだ早いんだけど、皇希にも試合を引っ張っていって欲しいと思う。大変だろうけどそういうポジションにいるから、すぐには出来なくてもそういう気持ちでいてくれたらもっと変わっていくと思う。
ゆふぁには爆発して欲しい!プライベートのゆふぁはもっと面白いから期待してます!

第2試合

茉莉 & なる

vs

MARU & アレン【蛇道衆】


絶対的な強さを誇る忍者・茉莉と身体能力の高さで会場を魅了するなるの師弟タッグに対するは、昭和感際立つヒールユニット【蛇道衆】MARU&アレン。


蛇道衆の奇襲攻撃で始まった試合はセコンドも加入し早速の無法地帯。なるが捕まり、凶器攻の餌食に。なるは自力で脱し超高角度のミサイルキックをMARUに放ち茉莉にチェンジ。

茉莉はMARUとアレン2人まとめて制する。重いサッカーボールキックでMARUを追い込む。しかし蛇道衆・岩井杏加が凶器で介入すると再び蛇道衆が優勢に。

ロープに凭れさせたアレンの顔面にサッカーボールキックを入れるなど相手が蛇道衆だと茉莉のラフファイトが見れる。

蛇道衆の介入があっても茉莉は止まらず、熨斗紙でアレンを仕留めにかかる。しかし、岩井が椅子でカットするとまたも無法地帯へ。MARUがレフェリーを椅子へフェイスクラッシャー。セコンド乱入、レフェリーへの妨害も続き試合は蛇道衆の反則負けに。


#松井所感

結果的に茉莉さんの強さが際立った。セコンドの介入や凶器は中途半端。楽しくやるのは結構だけれど、あくまでも魅せるのは闘い。
そしてアレンがいまいち湧かないのは何故なのか。技も不発してないし、危なかしいところもないけど。私が考えるのは戦いに向き合う姿勢が少し足りてないんだと思う。これは営業妨害かもだけれど普段のアレンはめちゃくちゃ優しい人だから、ヒールとしては一皮吹っ切れないように見える。蛇道衆は凶器を使わなきゃ戦えないユニット、そう思われたら勿体ない。本当の強さの上に凶器等のラフファイトが入ってきたらこんなものじゃないだろう。もっと根本的な部分を模索して唯一無二のヒールを。

第3試合

澄川菜摘【The Royal】

vs

CHIAKI【BE∀STZ REBELLION】


元The RoyalにいたCHIAKIは3月12日後楽園ホールでユニットを裏切りBE∀STZ REBELLIONへ加入した。前大会3月24日新木場公演メインイベントにて澄川菜摘が試合に乱入、CHIAKIに一撃かまし負けさせた。CHIAKIは乱入した澄川に「そんなに私が気になるならシングルやりましょう」と提案。澄川は「キャンキャン泣いて帰るのはお前だ」と言い残し今回のシングルマッチが決定。

澄川にとっては裏切り者の制裁マッチになる。


ゴング後両者動かず暫く睨み合い。動き出すと両者エルボー合戦。CHIAKIは首にエルボーを入れドロップキック。ロープへ飛んでショルダータックルで澄川を倒す。再びCHIAKIはロープへ飛ぶが澄川は応戦両者譲らず攻防を見せるが、挑発し合うように見合い。

セコンドからBE∀STZ REBELLION荒幡寧々が澄川を煽ると気を取られた隙にCHIAKIは澄川をコーナーへぶつけるとそこへ荒幡の足が迎撃。CHIAKIは澄川をコーナーへ飛ばし、串刺しスピア、続けてロープへ飛んでスピアもカウント2。CHIAKIはロンダードニードロップを狙うが澄川はすかしてCHIAKIへリバースダブルニードロップ。そしてサードロープを使って反動のダブルニードロップもロープブレイク。澄川はCHIAKIをロープに貼り付けるとエプロンに出て卍固め。更にエプロンから走り込み顔面へ蹴り。吹っ飛んだCHIAKIへフィッシャーマンズスープレックスを狙うが、CHIAKIは堪えて正拳突きをし、サミングで視界を潰す。しかし意地の澄川はCHIAKIへエルボー。両者高速でエルボー合戦に。澄川はCHIAKIの腕を取りカウンターの脇固めで絞るがロープエスケープ。澄川は串刺し式ダブルニーアタック。ボディへ膝を連発で叩き込みCHIAKIを倒すと、低空のランニングニーアタックもカウント2。トラースキック、フィッシャーマンズスープレックスと畳み掛けるがどれもカウント2でCHIAKIは返す。澄川はコーナーに上り、ダイビングダブルニードロップを狙うが、CHIAKIはすかして、澄川をアルゼンチンバックブリーカー。その形のままフェイスバスター(ムーンウルフ)で叩き付けるがカウント2。両者ダブルダウン。

立ち上がった澄川はロープへ飛ぶが、CHIAKIはカウンターでパワースラム。ロンダードニードロップもカウント2。ロコモーション式フィッシャーマンズスープレックスを3連発もカウント2。CHIAKIはフィッシャーマンズバスターで抱え上げるが、澄川は切り返し首固めでCHIAKIを錯乱するとダブルニーアタックで抑え込みカウント3。

澄川「おいCHIAKI、The Royal裏切ってまで入りたかったビーリベこんなもんですか?え?入ったら強くなんのか知らねーけどよ、満足ですか?ま、アメリカにいる惡斗に、澄川に負けましたってLINEしといてください」

寧々「菜摘さん。相変わらず純粋でかわいいっすね。いや自分らは勝敗とかどうでもいいんすよ。ただ菜摘さんが悔しい顔をしてるのが、嬉しいんすよ。まあ次のシナリオはもう動き始めてるんで、よろしくどうぞ。」

莉子「アクトレスガールズのセンターユニットがたったの3人ですか。あと1人裏切ったらただのタッグじゃないですか。もうユニット名乗るのやめた方がいいんじゃないですか?皇希なら、いつでもビーリベに迎えいれますよ」

智香「大丈夫です!菜摘さんのことは絶対裏切らないので!ビーリベにも全然興味無いので」

彩乃「だから、智香はいらないの。じゃそういうことで、菜摘さんお気をつけて」


BE∀STZ REBELLION退場。


澄川「智香はいらないって。まあ、ね、シナリオシナリオってうるさいんですけど、こっちだって先の物語をもちろん考えてるんで。アクトレスガールズを1番盛り上げるのはビーリベでも蛇道衆でもなくこのThe Royalです!」


#松井所感

初見にも分かる、この2人には何かあったという空気感。初対戦となる菜摘さんとCHIAKIはスピード対パワーという構図で試合も分かりやすく均衡。菜摘さんによる裏切り者制裁マッチというわけだけど、私はThe RoyalにいたCHIAKIを思い出せない。CHIAKIには初めからヒールが向いていたのだろう。ヒール軍にこういうパワーファイターって絶対いる。もっともっとパワーを極めて、脇閉まらないくらいバキバキのマッチョとかになって欲しい。このマッチアップはこれからも注目カードになると思われる。
多分澄川菜摘はベストバウトメーカーか何かなんだろう。私自身のベストバウトも、聞かれたら澄川菜摘とのシングルを挙げる。オールマイティに対応できる菜摘さんには学ぶことばかりです。スーパーリスペクト。

第4試合

夏葵

vs

ブルドーザー轟【蛇道衆】


3月12日後楽園ホールで夏葵から3カウントを奪った轟。夏葵はその場で「シングルで決着を」と直訴。轟は快諾。「アイドル王座決定戦」と勝手にテーマを決め、今回の試合に挑む。

キラキラの入場曲に乗ってツインテールのブルドーザー轟が現れる。完璧に入場ダンスをこなし轟を中心に蛇道衆全員でポーズをとる。

そう、これはアイドル王座決定戦。(轟曰く)

会場からは乾いた「かわいい」声援が飛ぶ。

ロックアップ。夏葵は目一杯押すが少しも動かない轟。夏葵は払ってロープへ飛ぶが轟のカウンタータックル。夏葵は立ち上がり、ロープ反動からドロップキックを2連発も轟は倒れない。夏葵は轟をロープへ飛ばそうとするが、轟がリバース。夏葵がロープへ飛んだところに蛇道衆セコンドの岩井がエプロンから夏葵をキャッチ。轟はボディアタック。そのまま夏葵を貼り付けて蛇道衆のアピール。轟は首投げ。

夏葵は意地で立ち上がりエルボー連発。轟も応戦しようとするが、夏葵は轟の腕をハーフネルソンで捕えローキック。膝を付いた轟にミドルキック。夏葵は「上げるぞー!」と無謀にもボディスラムを狙うが、もちろん轟は阻止。逆に夏葵をボディスラムで抱え上げるが夏葵は着地しサッカーボールキックで轟を倒し、ダブルフットスタンプ。夏葵の怪力で轟に逆エビ固めを決めるも、蛇道衆がカットに入る。セコンドが乱入し夏葵は狂気攻撃を喰らい、最終的に轟の剛腕スリーパーホールドが炸裂。ダウン状態の夏葵に轟は「轟170kgプレス」を狙うが、夏葵はギリギリですかし、轟は大ダメージを負う。

夏葵は自分を奮い立たせ、セコンドの蛇道衆を全員蹴散らし、轟へエルボー連発。ロープへ飛んでドロップキック。吹っ飛んだ轟のボディにニーを突き刺し倒すと、反動のダブルフットスタンプを4連発。更にハイキックからダイビングダブルフットスタンプを決めるが、蛇道衆岩井がカット。また蛇道衆の乱入があり、岩井のドロップキックからMARUのダイビングフットスタンプ。轟はサードコーナーからのスプラッシュを決めるが、これを澄川が乱入しカット。澄川は轟をコーナーに立たせ夏葵に叫ぶと、夏葵は串刺しジャンピングニーアタック。更にシャイニングウィザードでカウント3。

アイドル王座決定戦を制する。


轟「(澄川に)おいお前!アイドル決定戦に嫉妬してんじゃねえよ!お前と戦ってやろうか!あぁ?」

アレン「夏葵。おめでとう。勝利の祝いに蛇道衆に入れてやるよ。蛇道衆のアイドルとして」

夏葵「結構です。私は明るくて楽しい…今日見に来てくれた皆さんが明日に希望を持てるようなアクトレスガールズにしたいんですよ!そんなアイドルとか言って茶化してやってるような人達に負けたくありません。菜摘さん、私をThe Royalに入れてください。」

菜摘「おい!ビーリベ!聞いたかぁ!?蛇道衆聞きましたぁ?夏葵はうちのThe Royalに入りたいそうです。夏葵、ありがとう。夏葵裏切らないでね。」

岩井「菜摘さーん。試合に急に乱入してきたヒーロー気取りの菜摘さん。それに感化された夏葵さん。轟さんに勝って喜んでると思いますけど、私とキラ☆アンで現実見せて差し上げます。菜摘と夏葵でナツナツコンビ、夏が来る前にぶっ飛ばさせて頂くでお願いしまーす」

澄川「何にも上手いこと言ってないわ。おい岩井杏加。去年の年末に私とタッグを組んで優勝したことを忘れましたか?せっかく勝って強くなった気ですか?で、ヒールになったら強くなるんですか?いいですよ、夏葵がこうやって入ってくれたんで。いつでも。じゃあ次の4月6日新木場でボッコボコにして現実見せてあげますよ。ということで(蛇道衆に)帰れ。

新しいThe Royal、夏葵を紹介しましょう。」


夏葵はユニットTシャツを着て、4人で写真撮影。


#松井所感

今大会は第2~メインまで正統派vsヒールという構図だった。ヒール軍は2つユニットがあるとは言え、そのたった2つがどちらもまだ発展途上。
そして蛇道衆が次から次へと乱入してくる試合は、さっきも第2試合で見たから私はちょっと辟易していた。マッチメイクの都合上仕方ないかもしれない。でもその上で飽きさせない工夫が必要だろうと思った。
ブルドーザー轟は少しずつ出来るようになってきた気がする。すごい悪役なのになぜか応援したくなる可愛さ、このまま持ち続けて欲しい。
夏葵は賢くて、すごく負けず嫌いなんだろう。試合中でもマイクでもその意地の強さが伝わる。ただの強さを目指しているのかな?個人的には、もっと愛嬌が湧き出るといいなぁと思う。夏葵は実直でとにかく可愛いやつだということを私はみんなに知って欲しい。

第5試合

朝陽 & 入江彩乃【BE∀STZ REBELLION】

vs

松井珠紗 & 山田奈保


朝陽のアクトレスガールズ所属1発目の試合となる今回。

アイスリボンとアクトレスガールズは交流戦を考え昨年11月アイスリボンskipシティ大会へ青野未来、入江彩乃、松井珠紗が参戦。朝陽も昨年12月アクトレスガールズ後楽園ホール公演へ参戦したが、それ以降の交流戦は叶わず白紙状態へ。しかし、朝陽は3月に行われた記者会見にて、4月からアクトレスガールズへレンタル移籍することを電撃発表した。

3月24日、アクトレスガールズ新木場公演の会場に現れた朝陽に入江彩乃は昨年末より匂わせていたBE∀STZ REBELLIONへ再度勧誘。更に「1発目(4月1日)、朝陽がやりたい相手とやらせてやる」と惡斗が告げ今回のカードが決定。


先発は彩乃と奈保。

ロックアップ、手の取り合い。彩乃が低空ビッグブーツを連発で顔面に入れ、逆エビ固め。奈保はひっくり返し背面を蹴り上げ距離を取らせるが彩乃は止まらず顔面にビッグブーツ。奈保は蹴られた勢いを利用してエルボーを叩き込み両者見合い。

彩乃は奈保にチェンジを促し松井にチェンジ。

彩乃はビッグブーツを狙うが松井はすかして睨み合い。松井はガットショット、そのままロープへ飛んでドロップキックを放つが彩乃は払って顔面にビッグブーツ。朝陽へチェンジ。

会場内、朝陽コールが起きる。

朝陽と松井は手四つ。しかし切った朝陽が松井をロープへ飛ばすが松井はリバース、ドロップダウンを狙うが朝陽は見切ってハングオン。続けてオクラホマはカウント2。すぐに朝陽はドロップキック。松井はネックスプリングで起き上がり見合うが、松井は朝陽へガットショット。奈保へチェンジ。

松井&奈保は朝陽をロープへ貼り付けて「アクトレスガールズへようこそ!」とアピールをするが彩乃が背後からカット。するとセコンドのBE∀STZ REBELLIONがゾロゾロ現れ、朝陽含め全員でビーリベのアピール。

朝陽は奈保を捕まえボディスラム。ストンピングを連発。コーナーの彩乃に足を出すよう指示し、奈保をぶつけ彩乃にチェンジ。彩乃は奈保にヘア投げ。コーナーに奈保を捕えチョーク。反則カウントを渋々聞き逆エビ固め。奈保はロープブレイク。彩乃はボディスラムで上げるが、奈保は暴れて背後に立ちスクールボーイもカウント2。松井にチェンジ。

松井はドロップキック。朝陽が出てきて松井にガットショット。朝陽、彩乃2人で松井をコーナーへ振るが、松井は切り返し彩乃にフェイスクラッシャー、朝陽にネックブリーカーを決め倒すと2人の顔面へ低空のドロップキック。松井はロープへ飛ぶが、CHIAKIがエプロンから足引き。彩乃と朝陽はダブルでビッグブーツ。彩乃は松井を引き起こすが、松井は払ってエルボー合戦。彩乃がビッグブーツで制すとロープへ飛ぶが、松井は追っ掛けてボディへ膝。よろけた彩乃に奈保が出てきてローリングネックブリーカー。松井、奈保はダブルのドロップキック。続けて、彩乃を2人でロープへ飛ばすが彩乃は2人まとめてネックブリーカー。彩乃は河津落としから極楽固め。松井はロープエスケープ。ロープに凭れる松井にビッグブーツ、更に変形河津もカウント2。彩乃はロープへ飛び主耳を狙うが松井はすかし、彩乃にストンピングからドロップキック。松井がロープへ飛ぶと、再びセコンドの莉子が松井を捕え、そこへ彩乃がドロップキック、続けて寧々が低空ドロップキック。彩乃はロープへ飛んでビッグブーツもカウント2。朝陽へチェンジ。

朝陽はコーナーへ松井を振るが、松井はリバース。しかし朝陽はエプロンに出る。松井がロープ越しに朝陽を狙うがすかした朝陽は前転でリングインして翻弄、ロープ反動からフェイスクラッシャーカウント2。朝陽は松井を起こすが、振り払った松井は朝陽に高速ブレーンバスター。朝陽は起き上がり松井にスライディングキック。松井も意地で起き上がり、同じく朝陽にスライディングキック。両者ロープへ飛び、松井はエルボーを狙うが朝陽はすかし、再びヒットロープ、松井がカウンターのジャンピングニーアタック。続けて変形フィッシャーマンズスープレックスもカウント2。セカンドコーナーからムーンサルトプレスも朝陽はカウント1で返し、松井へバックブロー。朝陽は投げっぱなしダブルリストアームサルト。ロープへ飛んで619を狙うが、松井はすかして朝陽にガットショット、ハングマンDDT、更に畳み掛けて松井かわいいドライバー(MKD)も彩乃が顔面ドロップキックでカット。松井は彩乃にもハングマンDDT。奈保へチェンジ。

奈保は朝陽へペディグリーからラマヒストラルで決めに掛かるが彩乃がギリギリカット。奈保はエルボーを連発、朝陽もエルボーをやり返そうとするがすかした奈保がスタナー。ロープまで態勢を崩した朝陽へ松井がスライディングクロスボディアタック。奈保はダブルアーム式フェイスバスターもカウント2で朝陽は返す。奈保はロープへ飛ぶが、彩乃がカウンタービッグブーツ、松井は彩乃を止めると奈保を呼び掛け、彩乃と朝陽をそれぞれロープへ飛ばすが、彩乃、朝陽は同時にネックブリーカー。朝陽は奈保を引き起こしバックブロー2連発もカウント2。続けてダブルリストアームサルトを狙うが奈保は暴れて逃れ、ヒットロープからサンセットからローリングクレイドルで回し抑えるもカウント2.9。奈保は再びロープへ飛ぶが、朝陽はスタナー。彩乃がドロップキックを決めると、朝陽はトップコーナーからミサイルキック。松井がカット。彩乃が松井を分断させ、朝陽は奈保へダブルリストアームサルトでカウント3。

移籍後初試合を勝利で収めた。

彩乃「朝陽、ようこそアクトレスガールズへ。朝陽にはアクトレスガールズのリング、どう見えましたか?もし良かったら気持ちを答えを貰ってもいいですか?」

朝陽「ひとまず皆さんありがとうございました!私の中の今のアクトレスガールズは、青野未来ちゃんがダントツの印象です。私はそれだったら面白くないと思う。だから、私がアクトレスガールズへできる1つ目の恩返しとして未来ちゃんが上にいるピラミッドを壊してアクトレスをより面白くしていきたいと思います!だから、今完成されてるビーリベに朝陽が入っても埋もれて終わってしまうだけだと思う。だからごめんなさい。」

CHIAKI「(朝陽の肩を組んで)いやいやそれでいいのかよ朝陽。後悔しねえか?」

荒幡がCHIAKIの首根っこを持って引き戻す。

彩乃「答えよーく分かりました。今後がとっても楽しみです。」


朝陽「おい松井珠紗。一緒にアクトレスのテッペン目指してこーよ!」

松井「私も青野未来がダントツでテッペンにいて今のBE∀STZ REBELLIONみたいなグループが調子乗ってる今の状況、つまんないな飽きてきたなと思ってたんで、もちろん!一緒にやりましょう。あと今日負けたんですけど、奈保も一緒にいいですか?」

朝陽「もちろん!」

山田「ありがとうございます!!」

朝陽「次の4月6日新木場のカード決めたいんですけど、朝陽&松井珠紗対…青野未来、茉莉さん、お願いします!」


嫌な顔の2人。


松井「でも是非一発目はアクトレスガールズ最高峰とやって勢い付けたいですよね?いいですかぁ茉莉さーん、いいですかぁ未来さん?OK!」

朝陽「ということで締めたいと思います! 強く優しくあなたへ一生懸命 アクトレスガールズ!!」


#松井所感

今回の対戦相手に奈保と選んで貰えて光栄でした。ありがとうございます。朝陽がアクトレスガールズに入り早速のユニット結成。打倒青野未来を掲げた。私に断る理由は何も無い。また、ユニット抗争が激化している中、更に面白いトリガーになることは間違いないと過信している。
一緒にやっていくとは言え、朝陽に負けたくない。「アクトレスガールズに電撃移籍」、もちろん話題の中心は朝陽になってしまうが我々は今までやってきたプライドを忘れず、全員が負けない気持ちで切磋琢磨したいと思う。
試合に関しては私の元気も覇気もとってもなかった。もう酷い。何でだろう。そして結局また介入があり、先の第4試合の所感通り。もういいよと飽きる声ももしかしたらあったのでは。でもそれよりとにかく私の気合いが足りなくて大反省している。
正直BE∀STZ REBELLIONも惡斗がいないと静か。惡斗有りきのユニットになってしまってるなら、闇堕ちの彩乃もファッションでしかない。もっと狂気的な入江彩乃が見てみたい。

アクトレスリング公演は、様々な物語が点で巻き起こる連続ドラマ。

今は点と点が真っ直ぐ線になろうとしているところ。これはこの先、出来た線たちが絡み合いぶつかり合ってより複雑化してくるだろう。そうした時各個人が「自分が何になりたいか/なるべきか」を明確に示していくと、複雑な物語がより深く且つ分かりやすくなっていくはずだと思う。

真剣に目の前の試合に向き合うだけじゃ足りない。私たちがやろうとしてることは思うよりずっと難しいことだと改めて思いました。