#松井レポート 2023.3.24 ACTwrestling Step15 新木場公演

3月24日 ACTwrestling Step15

新木場1stRING


第1試合

澄川菜摘

vs

水嶋さくら

vs

CatMASK calico

序盤は水嶋とcailco2人で澄川を攻める。3wayは強い選手がやはり狙われる。

澄川は2人をすぐに蹴散らし、水嶋と澄川がスピーディな攻防を繰り広げるがその間calicoは傍観。CatMaskのスピード感ある動きも期待したがそれは見れず。

水嶋が2人をまとめて鎌固めや場外へのクロスボディアタック、ダブルフットスタンプ等魅せ場をつくり澄川からのジャイアントキリングを狙い120%スクールボーイで畳み掛けるがcalicoの阻止で決まらず。簡単には負けない澄川は水嶋に狙いを定め走馬灯からフィッシャーマンズスープレックスで一気に決めに行くが意地を見せた水嶋がカウント2.9で返し続ける。最後は澄川のダイビングダブルニードロップで水嶋からカウント3。何を思ったか澄川は勝ち名乗りを受けた後、秒速でリングを去った。

#松井所感

この1戦は水嶋とcalicoが澄川相手にどこまで戦えるのかという、言うならば査定マッチ。それを分かってか、水嶋とcalico共に不正確な技や間合いで2人に焦りを感じた。
calicoは魅せ方においてはピカイチだと思っている。試合中は蹴りのコンビネーション等で澄川を追い込めそうな場面もあったがもう一歩打撃の重さに欠ける。アピール力は見習うことばかりだけれど、もっとリング内の対戦相手に目を向けてみて欲しい。水嶋は良くも悪くも新人らしさを感じる。しかし水嶋さくらとしてリングに立って1年以上が経つ今、もう少し先のステップへ進化しても良い頃なのではないかと。
新人離れした肝の据わるcalicoと新人臭さで戦う水嶋という相対する2人がぶつかる場面ももっと見てみたかった。
澄川菜摘はさすがの貫禄。かっこよかった。

第2試合

未依 & みあ朝子【update+】

vs

皇希 & なる

3月12日の後楽園ホール公演では茉莉&なるvs未依&水嶋さくらのタッグマッチが組まれ、なんとなるが未依からピンフォール勝ちをするというジャイアントキリングを起こした。

それからすぐの未依となるの再戦。

先輩として絶対に譲れない未依とこのまま世代交代を目論むなるのマッチアップがやはり注目。しかし、どこでも不思議な空気を作り上げるダークホースみあ朝子がここにどう絡んでくるのかも期待。

スタートから早速の未依となるのマッチアップ。「未依ちゃんかわいい超かわいい」と「なるちゃんかわいい超おバブ」のアピール合戦。

私は頭が固いのでそんなことしてる場合かと思ってしまったが、すぐにみあ朝子が登場し謎の空気感を出してきた為どうでもよくなった。

朝子相手だからか皇希からは貫禄を感じる。

なるのミサイルキックを皇希に誤爆させ分断させた未依がくまちゃんボムからくまちゃんホールで抑え込み3カウント。

試合後、徐に朝子がマイクを取り喋り始める。

朝子「実は皇希ちゃんと私は同じ日に練習をはじめた同期なんです。いつも皇希ちゃんを見てると劣等感に押し潰されそうでした。だけど、今日勝ったのは私!今日から、私とあなたは…いや、アップデートとロイヤルはライバルだよ!」

なる「ちょっと待って。勝ったのは未依ちゃんで、お前は下で伸びてただけだよ。」

未依「この間のアクトレスリング後楽園ホール公演。私は茉莉さんとなるに負けました。でも、なるから勝ちを取り返しました。これからもお互い高めあって良いライバルでやっていきたいと思ってる。でも次やる時も私が勝ちます。」

なる「後楽園ホールで未依ちゃんから3カウントをとって、普段の練習からも未依ちゃんが本当に大好きなんです。でもこれからも先輩の背中について行くだけなのはダメだなって私思うんです。ずっと出しゃばらないでいました。これからは先輩を追い越すくらい頑張ります。」

#松井所感

鋭い技も次々に決まり、好試合ではあるのだが嫌な言い方をすれば凡戦。4人それぞれの意地やこの1戦への思い、そういう内側の気持ちを感じることは出来ず、試合内容とマイクの内容は正直伴っていない。喋った内容を本当に思っているのなら、試合はもっと熱く均衡するのでは。みんな良い大人だから揉めない距離感で関わることができる。だけどリングでは秘めるべきものまで全部出さないと面白くないと私は思っている。
私はなるの言うことが痛いほど分かる反面、前回自分の同期である未依さんが負けてすごく悔しかったし危機感を覚えていた。
このカードを見た時、第三者の私が想像していたのはもっともっと激しいものだった。勿体ないと思う気持ちが拭えない。

セミファイナル

前回3月12日後楽園ホールで悲願のシングルタイトル戴冠を果たし名実ともにアクトレスガールズのトップとなった青野未来。

そこへ「強くなりたい」と思う3人が直接青野へ対戦を申し込んだ。

セミファイナルは青野未来のシングル連続3人がけ。どちらにとってもチャレンジマッチ。


青野未来

vs

汐月なぎさ

クリーンに握手。

両者ロックアップ押し合い。青野が押し切る。

なぎさは青野をロープ側へひっくり返すとエルボーを連発。ロープへ飛ばしスピーディな攻防の後一瞬の隙を付きなぎさがコードブレイカー。しかし青野は走り込みサッカーボールキックを叩き込む。

なぎさは痛がりながらも「もっと来い!」と青野を誘う。青野はサッカーボールキックを連発。負けじとなぎさは逆水平チョップを連続で打つ。

青野はミドルキックでなぎさを崩すと、ボディスラムで叩きつけ逆エビ固めへ。なぎさはロープエスケープ。青野はロープになぎさを立たせるとロープへ飛ぶが、なぎさはカウンタードロップキックで青野を倒すと、同じく逆エビ固めで絞り返す。青野はプッシュアップしロックを外す。

諦めずなぎさはバッククラッカーからボムで叩きつけ抑えるもカウント2。すかさずオクラホマで転がし立ってきた青野にスクールボーイを連続で丸め込むがカウント2。逆水平チョップを叩きロープへ飛ぶが、青野はカウンターで担ぎ上げバックブリーカーで腰を砕く。更に逆エビ固めで絞り上げるとなぎさはタップアウト。

青野未来

vs

藤本こあら

こあらは握手を促すレフェリーへ「すぐ!すぐ!すぐ!!」と早急にゴングを鳴らすよう指示。

ゴング直後こあらはエルボー連発。しかし青野の強烈なエルボーで吹っ飛んでしまう。諦めずこあらは再度エルボーを叩き込むと、首投げをしようとするが、青野はそれを堪えて逆に首投げで座らせると「お誕生日おめでとう!」とこの日誕生日を迎えたこあらを祝いつつサッカーボールキックを背中に2連発。

青野はこあらをロープへ飛ばすが、こあらは引き込んでカニバサミで青野をうつ伏せに倒すと変形のヘッドシザースで絞り上げる。続けてコーナーへ青野を飛ばすが、青野はリバース。串刺しのドロップキック。座り込んだこあらに続けて低空の串刺しドロップキックを叩き込むもカウント2。青野はニークラッシャー。ローキックを狙うも、こあらはすかして脚へ低空ドロップキック。そのままロープへ飛んでドロップキック3連発も青野は微動だにせず。青野はこあらを蹴って潰すとボディスラムを狙うが、こあらは堪えてフロントネックロックへ移行も青野は耐え、絞られたままぶっこ抜きボディスラムで叩きつける。青野はバッファロースリーパーで絞るとこあらはギブアップ。

青野未来

vs

後藤智香

智香はお疲れであろう青野を労うように水を手渡そうとするが

青野「大丈夫です」

智香「こんな状態で勝っても嬉しくないんで飲んでください」

青野「ありがとう」

と水を受け取って飲む青野。飲み終わって後ろを向いた青野に智香でスクールボーイで奇襲をかけるもカウント2。

智香はビッグブーツ。青野は強烈なローキックで応戦。負けずに智香はビッグブーツで顔面を蹴ると青野はローキックを連発し、ニークラッシャーを狙うが、切り返した智香がアトミックドロップ。青野のバックを取り持ち上げるが、青野は暴れて立ち上がり、エルボーを構えるが智香は飛行機投げ。「絶対勝つぞー!」と叫ぶが青野が背中からストンピング。ロープへ飛ばすが智香はリバースしビッグブーツを狙うも見切った青野は避けてドロップキックで智香を倒す。智香は立ち上がれない。青野は無理矢理智香を膝立ちにしてミドルキックを4連発。バッファロースリーパーで決めにいくも智香はなんとかロープエスケープ。

青野は智香をセンターへ引っ張るが、智香は腕を振り払いエルボー。青野も強烈なエルボーを叩き込むとロープまで退く智香。そこへ青野はすかさずドロップキックもカウント2。ボディスラムもカウント2。青野はロープへ飛んでスライディングラリアットをするがこれも智香はカウント2で返し逆に青野を丸め込むがカウント2。抑え込み合戦が続くがスリーは決まらず。智香は青野を担ぐと173cmの高身長からマットへ叩きつけるがそれもカウント2で青野は返す。智香は得意技のジャイアントスイング。数周回したところで青野は腹筋で起き上がりそのまま丸め込むがカウント2。青野はロープへ飛んでラリアットを狙うが智香はすかす。青野は止まらず智香の後頭部へラリアット。ホールは乗らずそのまま脚を極め39ロックで絞り上げる。智香は暫く耐えるが泣く泣くギブアップ。

青野「なぎさとこあらも上がって。3人がこの間の後楽園ホール公演で上がってきてくれたことすごく嬉しかった。あのたくさんのお客さんの中で自分の意思でリングに上がるのは、すごく勇気のいることだと思うから、本当に嬉しかった。技術とかももちろん大事だけどもっともっと大事なのは上にあがりたいって気持ちだと思う。今日、少し伝わった。でもまだまだその気持ち自分たちの中にあると思うから、もっともっと出していったらもっともっと自信を持った自分になれると思う。一緒にこれからも頑張っていこう。ありがとうございました。」

なぎさ「未来さん、本日は対戦して頂き本当にありがとうございました。もっともっと未来さんのことを追い込みたかったです。次は隣に立って学ばせてください。よろしくお願いします!」

智香「未来さん、ありがとうございました。やっぱり未来さん強くて痛くてプロレス楽しいです。でも!ごちか未来さんの胸借りれて良かったね、それでは終わりません。私は本気でエースを目指してます。未来さんから必ずエースを奪います。でも、ちょっとまだ私一人では到底敵いません。皇希さーん!(皇希リングイン)TheRoyalこの2人で勝って、ごちかエースカウントダウンへの道はじめまーす!未来さん、よろしくお願いします。」

未来「いいね、智香元気があって。じゃあ4月1日なぎさと組んで智香と皇希。エースの道がまだまだ遠いこと、リングで証明します。」


#松井所感

一番大事なのは試合に名乗りを上げた3人がこれを経て何を思ったのか。本当にチャンスだと思ってこの1戦へ臨んだだろうか。それは計り知れない。未来さんのマイク通り、自分の気持ちを全てリングで表現し切れるほど、3人には技術もなく場数も踏めていない。しかし30人以上もいるアクトレスガールズでは早々チャンスは巡って来ない。もう自らで掴みに行くしかないなら、考えるのはこれから何をすべきか。過去に私が取った手段はとにかく眼中に入れるよう手当り次第噛み付くことだったけれど、もっと色んな道があるはずだから自分で自分の道をプロデュースしていって欲しいと思う。
この3人がけで追い込まれる未来さんを見られる場面はなく、チャンピオン青野未来の圧倒的な強さをただ誇示しただけのようだった。
あとせっかくならタイトルマッチにすれば良かったのにと思ったけど、そこまでの相手でもないということでしょうか。個人的に伸びる原動力の1番は悔しさだと思うので、糧にして今後強くなっていってほしいと思います。私もチャンピオンとシングルやりたい。

メインイベント

惡斗 & 入江彩乃 & CHIAKI【BE∀STZ REBELLION】

vs

茉莉 & 夏葵 & 山田奈保

前回3月12日で行われた惡斗&入江彩乃&荒幡寧々vs澄川菜摘&CHIAKI&後藤智香のビーリベとThe Royalの対決では、最後CHIAKIがThe Royalを裏切り、ビーリベに加入した。CHIAKIがビーリベメンバーになってのお披露目試合となる今回。相手は茉莉、夏葵、奈保の正直即席チーム。お披露目は勝利で飾りたいところ。


青コーナー側の握手をビーリベは無視。

先発は茉莉と惡斗。ゆっくり歩き対戦を匂わせるが2人は何もせずチェンジ。

CHIAKIと夏葵の同期対決。CHIAKIはヘッドロックで捕らえるが夏葵はボディブローでロックを緩めロープへ飛ばしドロップダウン。見切ったCHIAKIはハングオンで動きを止めると夏葵の髪を引き上げ笑って挑発。夏葵はロープにCHIAKIを固定させエルボーを連発しそのままロープへ飛ばすもCHIAKIは髪を引き込み夏葵を倒す。ストンピング連発でコーナーに夏葵を押し込むと、顔面ウォッシュ。センターへフェイスクラッシャー。CHIAKIはロープへ飛ぶが、夏葵はカウンターでドロップキックを決めると奈保へチェンジ。

奈保は勢いよくローリングネックブリーカーでCHIAKIを倒すと起き上がらせエルボーを連発。コーナーへ飛ばそうとするがCHIAKIは堪え腕を切ってスピア。髪を掴んで立たせるも奈保はガットショット、ロープへ飛ぶがセコンドのビーリベが足を引き奈保を倒す。彩乃が奈保へビッグブーツを決めると南側のロープへ奈保を貼り付けビーリベのアピールを決める。CHIAKIは赤コーナーに奈保を飛ばすと控えの惡斗が足出しで迎撃。惡斗へチェンジ。惡斗はストンピングを連発で叩き込むとコーナーへ奈保を振るが奈保はリバースし、串刺しドロップキック。奈保は足四の字固めを決めるが惡斗はひっくり返し逆に奈保の脚を絞り上げる。夏葵がカット、夏葵は奈保にチェンジを求めるが奈保は「嫌だ!」と吐き捨てる。奈保は惡斗へエルボー連発。惡斗の強烈な1発も貰うが、奈保はめげず再びエルボーを連発。惡斗もエルボーをやり返そうとするが、奈保はすかしてスタナー。ダブルアーム式フェイスバスター。もう一度狙うが、惡斗は堪えてACTの形で抱え上げるが奈保は切り返しローリングクレイドルもカウント2。奈保はロープへ飛び惡斗の背後からローリングネックブリーカー。茉莉へチェンジ。

茉莉はドロップキック。惡斗をロープへ振りハイキックを狙うが惡斗はすかしてドロップキック。倒れない茉莉は勢いで突っ込むが惡斗が捕らえてコンプリートショット、続けてACTで投げつけるがカウント1で返し、茉莉は熨斗紙。惡斗もカウント1で返し立ち上がると茉莉のハイキック一閃。両者とも引かず見合うと惡斗は彩乃へチェンジ。

彩乃はビッグブーツを狙うが茉莉がすかしてローキック。茉莉はロープへ飛ぶが福永莉子がエプロンから茉莉を捕らえる。彩乃はドロップキック、そのままロープへ飛んでビッグブーツ。彩乃は茉莉をコーナーへ振る。茉莉はコーナー延髄を狙うが彩乃はすかしてエプロンへ茉莉を落とすとロープを使いスタナー。彩乃は茉莉を追撃を狙うが茉莉はエプロンからハイキック。茉莉はリングへ入り低空レッグラリアット、カウント2で返した彩乃の腕を取りオモプラッパで絞るも惡斗がカット。ロープへ逃げた彩乃を追っ掛け茉莉はサッカーボールキックを連発。ロープへ飛んで反動レッグラリアットはカウント2。茉莉は熨斗紙を狙うが彩乃は堪えて丸め込んでカウント2。そのまま彩乃は茉莉を持ち上げ逆エビ固めで絞るが、奈保がカットに入る。彩乃は茉莉へ河津落とし、ロープへ飛んで主耳もカウント2。茉莉は彩乃を払ってハイキックで崩すとバックフリップを決めるがカウント2。夏葵へチェンジ。

夏葵はジャンピングニーアタック、ダブルフットスタンプで畳み掛けるがカウント2。彩乃はビッグブーツを狙うが、夏葵は脚を捕らえると払ってガットショット。コーナーへ振るも彩乃は跳ね返り飛びつきスタナー。ヒットロープからネックブリーカー、ひっくり返してシカゴクラブで夏葵を絞るが、ロープエスケープ。夏葵へ突っ込みビッグブーツもカウント2。彩乃はCHIAKIへチェンジ。CHIAKIはエルボーから顔面へドロップキック。夏葵のヘアを掴むと、セコンドの澄川の猛抗議に反応しCHIAKIは澄川へ挑発。CHIAKIは夏葵を起こすが夏葵はローキック。しかしCHIAKIはエルボースマッシュ。引かない夏葵はミドルキック、ハイキックを連発で叩き込む。夏葵はCHIAKIをコーナーへ振り串刺しジャンピングニー。奈保が走り込みスタナーを決めCHIAKIを倒すと、茉莉が抱え上げ夏葵がダブルニードロップ。夏葵のブロックバスターもCHIAKIはカウント2で返す。夏葵はコーナーへのぼるが、荒幡寧々がリングに上がり夏葵を捕まえる。彩乃もコーナーへ登りスタナー。惡斗とCHIAKIは夏葵へ合体ビッグブーツ。CHIAKIはアルゼンチンバックブリーカー。茉莉がカットに入るがCHIAKIは夏葵を回して茉莉へぶつける。アルゼンチンの体制のままフェイスバスターで叩き付ける(ムーンウルフ)も奈保がカット。CHIAKIはフィッシャーマンズスープレックスもカウント2。続けてFクラッシュで叩きつけるともう一度フィッシャーマンの形で捕らえるが、夏葵はスモールパッケージホールドもカウント2。そこへ澄川が乱入し蒼馬灯。夏葵がジャックナイフで抑え込みカウント3。

惡斗「いやいやおいおい。菜摘どうした?何気に心で沸々あるものがあったってわけだ。気持ち動かしてくれて嬉しいよ。喧嘩売られたってことだよな?これ。

おいCHIAKI、喧嘩売られたよ元上司に。どうする?言ってやれよ。」

CHIAKI「菜摘さん。最後の技ききましたわぁ。そんなにちあきのことが気になりますか?分かりました。4月1日蒲田、澄川菜摘vsCHIAKI シングルマッチでやりましょうよ。

澄川菜摘、楽しみにしとけよ。」

菜摘「はい、いつでも待ってますよ。ただし、キャンキャン泣いて帰るのはそっちなんで。」

彩乃「朝陽さん、ようこそアクトレスガールズへ。ビースツリベリオン、ビーリベに入る決断はして頂きましたでしょうか?」

惡斗「まあ、ビーリベに入る入らないは4月1日彩乃と組んでみてから決めてはいかがでしょうか?その代わりアレだ、朝陽さんアンタがやりたい相手をこっちで組んでやるよ。朝陽さんがアクトレスガールズで1番やりたい相手と4月1日スタートってことで」

朝陽「よろしくお願いします!!!」


負けたビーリベが花道から帰ろうとすると勝者組が猛抗議。ビーリベの音楽も流れてしまう。


夏葵「違う!音も違う!勝ったのはこっちチームですよ!最近ビーリベといい蛇道衆といい身勝手に好き勝手にやるチームが多くないですか?私は、アクトレスガールズ明るく楽しい団体にしていきたいなぁと思ってるんです。だから、あんな人達のこと知らん振りして明るく頑張っていきたいと思いますので、応援よろしくお願いします!」

#松井所感

闘いを魅せるこのリングにおいて悪役というのは見る人に分かりやすく、欠かせないものだと言える。それはビーリベ然り蛇道衆然りではあるが、なんかヒールの比率多くない?って最近思っています。
CHIAKIのヒール順応性は高い。元々ヒールファイトだった気もするけど、より磨きを掛けてきたと思う。
ただ足りないのは悪役と正統派の対比構造。どっちが何なのか、知ってる私でも分からなくなる。悪でいることも、正義でいることも、もっともっと極めていくべきだと思う。

私が出場出来なかった本大会は俯瞰で見ることが出来たので、いつも以上に収穫も課題もたくさん。目指すべきは更に更に上。「エンターテインメント」を豪語するならば、完璧に成立させたものを魅せていかなきゃいけない。私はそう思っています。

この興行のテーマは「挑戦」

まだまだアクトレスガールズが何にでもなれる今、何事にも囚われず突き進んでいきたい。

超個人的に、印象に残った試合は第1試合でした。


4月1日から朝陽がアクトレスガールズへレンタル移籍に。

この新しい風はビーリベに入り悪に傾くのか否か。正直ヒールはもうお腹いっぱいだけど…、どっちにしてもまた新たなアクトレスガールズがスタートしていきそうで楽しみです。